作品一覧

  • ガラスの巨塔
    3.3
    1巻756円 (税込)
    巨大公共放送局で三流部署ディレクターから名実ともにNo.1プロデューサーにのし上がった男がいた。手掛けた「チャレンジX」は視聴率20%超の国民的番組となり、特別職に誰よりも早く抜擢される。しかし、天皇と呼ばれる会長が失権すると事態は一転し……。組織内部に渦巻く野望と嫉妬を、元NHK看板プロデューサーが描ききった問題小説。
  • 赤い追跡者
    4.1
    1巻1,496円 (税込)
    強奪、脅迫、色仕掛け。取材の為なら手段を選ばぬディレクター西悟は、罪なきエイズ患者の無念を晴らすため、厚生官僚・医学部教授・製薬会社がひた隠す秘密を暴いてゆく。衝撃的なNHKの薬害エイズ特番を制作し、すべての真相を知る当事者がここまで描き切った! 社会派小説の枠を超えた一気読み必至の極上エンタメ。
  • 光の人
    4.4
    1巻1,629円 (税込)
    1000人の孤児を救うため、ひとりの男が立ち上がった。 戦後。 廃墟と化した東京を中心に、全国で十二万三千人の「戦争孤児」が生まれた。自ら飯を調達して食べることができず、寝泊りする場所すら持たない子供が、唐突に十二万人以上現れたのだ。 国から見捨てられた孤児たちの命と未来を守るため、一人の男が立ち上がる。当時、彼は十七歳の少年先生。 職も我欲もなげうって、半世紀に及ぶ茨の道を歩いた――。 「プロジェクトX」元プロデューサーの著者が、実在の人物をモデルに描く感動の物語。 「この国の歴史には記されなかった 切なく雄々しい愛の物語である」(今井彰)

ユーザーレビュー

  • 光の人

    Posted by ブクログ

    毎日毎日罪のない子供達が悲惨な現状の中にいる。自分の中にある善になぜ気づかないのだろう。戦争主導者の中にもきっとあるはずなのに。

    0
    2025年05月10日
  • 光の人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どんな大変な時期を過ごそうと一点の光に照らされていれば頑張れることもある。この人に出会えただけで生きている環境が180℃変わってる子供が何人もいると考えるとやはり偉大な人だと思う。こんな慕われる人間になりたいけど、あそこまで自分を犠牲にできるのは簡単ではないのも事実。良い本です。

    0
    2021年09月05日
  • 光の人

    Posted by ブクログ

    敗戦後の日本を目の当たりにした。
    親のいない戦争孤児と呼ばれる人たちが、ここまで粗末にされてきたのかと非常に酷くて胸が痛んだ。

    強い者が弱い者を支配する環境。戦争を経て全てを失った孤児には、どうあがいても太刀打ちできない。そんな中に、まるでキリストのように現れた幸太郎。どんなに傷ついて廃人寸前のような孤児でもたちまち生きる希望を与えてしまう。本当に神と呼んでいいと思う。

    0
    2019年02月25日
  • 赤い追跡者

    Posted by ブクログ

    薬害エイズ問題を題材にして書かれた小説。著者はNスペ「埋もれたエイズ報告」を担当。実際に取材にあたっていた人物ならではの臨場感。とても長い小説だが、最後まで集中力を失わずに読めました。評価を5にしたのは初めてかもしれないなぁ。

    0
    2014年04月06日
  • 赤い追跡者

    Posted by ブクログ

      まーちさんのブクレポを読んで面白そうだったので読んでみた。

     フィクションの形式をとっているが薬害エイズ問題の真相に迫ったルポルタージュのような本。著者は元NHKのディレクターで「埋もれたエイズ報告書」という番組を作成し、大反響を呼んだ。


     血友病患者のエイズ罹患の責任は誰にあるのか。


     エイズ患者の売血により汚染された血液製剤が製造されてしまったのは仕方ないとしても、それがわかった時点で、なぜ市場への流通を止め、または回収することができなかったのか。そして何よりなぜその危険性が、医師や患者に知らされることがなかったのか。


     実際の事件では、当初は日テレの櫻井よしこによる取材

    0
    2017年08月15日

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