作品一覧

  • 会社のなかの「仕事」 社会のなかの「仕事」~資本主義経済下の職業の考え方~
    4.3
    1巻924円 (税込)
    日本を蝕むさまざまな問題は、突き詰めれば私たちの「仕事」観に由来している。資本主義経済下での摩耗を避けたければ、会社のなかの「組織人」として生きるだけでは十分でない。私たちは同時に、社会のなかの「職業人」としても生きなければならないのだ――。本書はこの要請とジレンマを出発点として、働き手と組織が共栄していくための方策を探る。疲弊した日本経済が自壊する前に「職業の社会学」は新たな地平を拓けるのか。
  • 合コンの社会学
    -
    私達が求めるのは「理想の相手」か? それとも「運命の物語」か? 誰もが知りながら、問うことのなかった「合コン」という“社会制度”を、新進気鋭の研究者が解き明かす!
  • 「地方ならお金がなくても幸せでしょ」とか言うな! 日本を蝕む「おしつけ地方論」
    3.5
    1巻850円 (税込)
    お金がなくても地域のつながりや、人情味あふれる商店街があって幸せ。「ALWAYS三丁目の夕日」のような世界が地方にはまだ残っている、というのは「東京の勝手な幻想=おしつけ地方論」にすぎない。格差・貧困・仕事などリアルな地方を見つめることで、日本の本当の姿、問題点が見えてくる。
  • 地方にこもる若者たち
    3.3
    1巻799円 (税込)
    若者はいつから東京を目指さなくなったのか? 田舎と東京の間に出現した地方都市という存在の魅力とは? 若者が現在と未来に感じる満足と不安とは? 『搾取される若者たち』で鮮烈デビューを果たした気鋭の社会学者が甲南大学准教授となり、地方から若者を捉え直した新しい日本論。岡山における「社会調査」(現在篇)、BOOWY、B'z、ミスチル、KICK THE CAN CREWなどのJ-POPから独自分析した「若者と地元の関係の変遷」(歴史篇)、そして「新しい公共性の出現」(未来篇)などで現代日本を切り取る意欲作。

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  • 「破格」の人 ―半歩出る働き方
    3.7
    「本物の勝ち組」に共通するのは、優秀な組織人であることと、優秀な変人であること――。本書では気鋭の社会学者が、組織の中から「半歩」踏み出して活躍している人たちを取材し、現代日本におけるリアルな「勝ち組」の働き方を徹底分析。講談社/星海社・太田克史、博報堂・原田曜平、電通・廣田周作、オフィスまめかな・植野佳奈、「WIRED」編集長・若林恵……団塊ジュニアの彼らが組織の中で何を考え、どう立ち回り、どう「破格」な仕事を成し遂げてきたのか!? 「現状を打破したい」と悩んでいる方へ、働き方のヒントが得られる一冊。【著者】阿部真大(あべ・まさひろ)1976年、岐阜県生まれ。東京大学卒。社会学者。甲南大学准教授。専門は労働社会学、家族社会学、社会調査論。

ユーザーレビュー

  • 地方にこもる若者たち

    Posted by ブクログ

    地方に篭りたいなら、篭ればいいじゃないか。程よく快適な自宅とイオンの往復で成り立つカーライフが心地いいのなら、東京や大阪になんて出てこなくていい。その代わり、競争が激しい都市でしか見られない、色んな才能が集まる人材の中での切磋琢磨で生み出される青春も、日本の顔としてインバウンドと交流する喜びも、最新のファッションも、火遊びも、大手町で退勤した夜に松濤のバーで洗練された女性と飲むレッドアイの味も知ることはないだろう。by元全国転勤経験者→転勤が嫌で転職、現在は東京に定住するもののポジショントーク

    0
    2025年06月18日
  • 会社のなかの「仕事」 社会のなかの「仕事」~資本主義経済下の職業の考え方~

    Posted by ブクログ

    仕事、職業における知見がとても面白くて読みやすかったです。時代は変化していきますが、もう少し「軽やかに」、ユーモアがある雰囲気になるといいなぁと思いました。

    0
    2024年04月14日
  • 会社のなかの「仕事」 社会のなかの「仕事」~資本主義経済下の職業の考え方~

    Posted by ブクログ

    『会社のなかの「仕事」社会のなかの「仕事」(阿部真大・著)』読んだ。職業というものを会社の組織人としてではなく「社会の中でどんな役割を果たすものなのか」を問い直す本。都会で働く人が兼業で行う「パートタイム田舎就労」の可能性にも言及されていてとても面白かった。

    0
    2024年03月16日
  • 地方にこもる若者たち

    Posted by ブクログ

    僕もイオンよく行くのでわかります。
    ただヒットソングとのつながりはよくわからなかったですね。
    氷室京介とかB'zとミスチルはわかるのですが他のアーティストが有名でないのでよくわかりませんでしたσ^_^;

    0
    2015年10月03日
  • 会社のなかの「仕事」 社会のなかの「仕事」~資本主義経済下の職業の考え方~

    Posted by ブクログ

    「やりがい搾取」
    資本が求める「仕事」と労働者の「やりがい」が一致することによって、不当な搾取状態が見えにくくなり、労働者自ら搾取率を高めている状態。

    著者は、2000年代初頭にバイク便ライダーの勤務実態をもとに「自己実現系ワーカホリック」という状況を指摘し、これを教育社会学者の本田由紀が一歩押し進めたのが上記の「やりがい搾取」という概念。
    そんなやりがい搾取が蔓延する世の中の課題を解決するために、仕事を「会社」ではなく「社会」の中で位置づけ直そうというのが本著のテーマ。

    著者の主張は第1章に集約されている。
    仕事は、客に喜んでもらうためにするものではない。社会の中で自らの役割を果たすため

    0
    2023年11月27日

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