出口知史の作品一覧
「出口知史」の「経営学は、生き残るための教養だ! 東大生が実際に学んでいる戦略思考の授業」「「困った人」の説得術」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
*自社のチャネルは❝誰に届けられるか❞を考える。
企業によって製品・サービスを届けられる、リーチできる顧客というのは大体決まっています。企業として持続的に収益を上げることを考えなければならないため、継続的に新規顧客開拓をしておくべきです。ですので、決まっているというのは少しいきすぎた表現かもしれませんが、コンタクトできる潜在顧客層が急に拡がるということは、なかなかないのが現実です。企業が事業を運営し続けていく過程で、必然的に自社の製品・サービスの対象となる顧客層とそうでない顧客層が把握できてきます。その結果、個性のようなものができてきます。
ピーター・ドラッカー教授は、「企業の目的は、顧客を創造すること」といったことを何十年にもわたって説いてきましたが、顧客を創造し続けることは企業にとって永遠の課題であり、すべての消費者や法人顧客にやすやすとリーチできる企業など(ガス、電力など公共インフラ事業のような市場原理の外にいる特殊な企業群を除いては)存在しません。企業経営で大切なことは「何が良くて何が悪いか」「あるべき姿と現在のギャップ」を考える前に、まずは自社がリーチできる顧客層、潜在顧客について「正しく理解する」ということです。理解したうえで、その顧客層がどんなニーズを持っているのか、それに対して自社が追加的にどんな製品・サービスを通じて貢献できるのか、付加価値を出せるのかということを考えて、技術・開発・マーケティング、営業などの機能が連携して具現化していくことです。
*次のタネを生み出し続ける仕組み。
営業サイドから「早くいいいものを出せ、作れよ」と言われて、「はい、わかりました」という返事ができる開発サイドは存在しません。アイディアから商品化され、それがヒットするか否かは、どれだけ事前にお金をかけてマーケティング調査などをしたとしても、乱暴に言ってしまえば神のみぞ知る領域です。それを確率の世界だと捉えて、失敗したら反省して次、また失敗したらまた反省して次、という具合に、継続的に「飯のタネ」を生み出し続けられるような仕掛けが会社には必要となります。作詞家の秋元康さんは、「自分にヒット曲が多いと感じるかもしれないが、その何倍も不発の曲もある。不発の曲が続いてもめげずに書き続けられるのが自分の才能だ」という主旨のことを言っていましたが、ジャンルは異なるとはいえ、同様のことでしょう。
Posted by ブクログ
ヤバイぐらいに面白いです!休憩時にちょっとずつ,というつもりで読み始めていたのが,勢いで既に読み終えてしまいました.会社内の「困った人」を,「評論家クレーマー」「職人クレーマー」「思考停止クレーマー」「現実逃避クレーマー」「近視眼クレーマー」の5種類に大別し,その行動とメカニズム,使う技術を解説してくれています.「これ,あるある(笑)」とうなずく半面,自分にも少なからず当てはまる部分もあるのでは?と自省する箇所も見つかるかも.会社内の他の人とどうつきあうべきか?を教えてくれるだけでなく,自分自身が「困った人」にならないために,多くのアドバイスをくれる指南書です.