作品一覧

  • 北條民雄集
    4.7
    1巻1,045円 (税込)
    北條民雄(1914-37)は19歳でハンセン病の宣告を受け全生病院に入院してから僅か三年半で夭折した.隔離された療養所で様々な差別・偏見に抗しつつ身を刻むようにして記された彼の言葉は絶望の底から復活する生命への切望を証しする文学であった.川端康成によって見出されたこの稀有の作家の文章を,小説,童話,随筆,書簡,日記から精選する.

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  • マンガ ダーウィン進化論入門
    4.0
    1巻754円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人間を創造したのは神か、それとも猿が人間の祖先なのか――。19世紀、西洋キリスト教世界の人々を仰天させた「進化論」の提唱者ダーウィン。22歳の青年ダーウィンを乗せた軍艦ビーグル号が世界一周の航海へ。ガラパゴス諸島での不思議な生物たちとの出会いは、若き生物学者に大いなる感動とインスピレーションを与えた。『種の起源』出版から約150年。今も欧米社会では、信仰か科学か百家争鳴は尽きない。大発見? 神の摂理への冒涜? 異端視された異才の苦悩と喜びの生涯をマンガで読み解く!
  • 西田幾多郎講演集
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    西田幾多郎は,難解な論文を書き継いだ書斎の学者のイメージが強い.然し,西田は壇上に立ち,聴衆に熱く問い掛ける古代ギリシアの先哲の如き人でもあった.晦渋と評される自身の思想を解説し,何より哲学することの意義を知ってほしいの思いを込めた講演は,優れた西田哲学入門となった.「語る哲学者」西田の講演集をまとめる.

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ユーザーレビュー

  • 北條民雄集

    Posted by ブクログ

    ハンセン病により隔離病院に入所する「いのちの初夜」から始まり、療養所での生活を淡々と描く短編小説集。

    童話や随筆、日記なども収録されていて、北条民雄を初めて読むには最適かと思います。

    絶望の中で生きることへの渇望と、人生の儚さや不条理が切実に伝わってくる、ドキュメントの凄みと圧倒的な重さを感じました。

    解説も含めて全て良い。

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    2024年08月28日
  • 北條民雄集

    Posted by ブクログ

    「死のうとしても死にきれない。死にたいのに。違う、俺はむしろ生きたいんだ。自分という(癩病を患った)人間がここに存在していた という証を残したいのだ」

    そんな訴えが聞こえてくるようだった。
    これは北條民雄の魂の叫びだ。
    癩病を発症し、面識のない人間にまで差別、偏見の目に晒された上、隔離病院へ押し込まれる。
    そんな過酷な状況の中、声を上げることを止めなかった彼はカッコイイ。
    人間らしさが詰まった声は文字になり、 それらはやがて文学となった。
    癩病がなんだ。俺は患者である前に一人の人間だ。俺を見てくれ。みんなと同じ人間なんだよ。

    彼は自身の作品を癩病患者としての色眼鏡で評価されることを最も嫌っ

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    2024年04月19日
  • 北條民雄集

    Posted by ブクログ

    この先死にたくなって3分間本を手に取る余裕があったなら、この本の「断想」か「柊の垣のうちから 表情」の一節を読むと思う。

    「美しい、まだ十五六の少女が現はれる。この少女を直ちに殺すことも、また限りない愛情をもつて抱きしめることも、可能となる。しかも凡ては美しく、なつかしい。」

    「歪んだ表情。
    生硬な表情。
    苦しげな表情
    浅ましい表情。
    餓えた猿が結飯に飛びつくような表情。
    これが宗教に頼ろうとする時の自分の表情である。苦しくなった。 書いてはならぬことを書いてしまったような気がする。」

    読むと死にたくなるし、生きたくもなる。どこか俯瞰している。真ん中から両極を見ることのできる気がするこの

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    2024年07月04日
  • 北條民雄集

    Posted by ブクログ

    ハンセン病患者がどんな生活をしていたのか。いまでは考えられない生活があってびっくりする。
    気分が沈んでるときに読むと、共感する。自分にぴったりの文がある。

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    2022年05月14日
  • マンガ ダーウィン進化論入門

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「種の起源」で進化論を述べたチャールズ・ダーウィン。
    ビーグル号で訪れたガラパゴスに行ってみたい。
    祖父のエマズマス・ダーウィンが書いた「ズーノミア」を今度読みたい。
    神さまが人を作ったと信じられていた、生物が進化してきたことなど信じられないような19世紀に進化論を発表し、非難されるも後世に偉大な叡智を伝えてくれたダーウィン。
    その興味深い生涯の伝記マンガです。

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    2012年05月24日

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