漆原ミチの作品一覧

「漆原ミチ」の「鬼談百景」「ありごけ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 鬼談百景

    鬼談百景

    少年・青年マンガ

    3.5
    1巻1,078円 (税込)
    小野不由美原作『鬼談百景』の中から最恐の物語13篇を、漆原ミチが漫画化。『鬼談百景』映像化も決定(2016年1月)。巻末に本書のための書き下ろし特別企画、「小野不由美+漆原ミチの往復書簡」を収録!
  • ありごけ 1
    完結

    ありごけ

    少年・青年マンガ

    5.0
    全2巻759円 (税込)
    海辺の田舎町。子供からオトナまで、この町の女みんなに好意を持たれている、金正便利店の金正ミチオ。ある日、彼は町をふらっと出ていってしまう――結婚したばかりの“ありごけ”を残して。 「あの人の大切なもんは、私が守る」……大大大好きな旦那さんに代わり依頼を受けるありごけだが、旦那が好きすぎて会話がかみあわない上、記憶喪失で日常生活すらままならず依頼者は困惑するばかり。しかし一途でまっすぐなありごけの姿に、町の人々は次第に心をひらいてゆき…?人間の不安と侮蔑をぶっとばす・旦那絶対主義ヒロイン、便利屋稼業!
  • よるくも 1
    完結

    よるくも

    少年・青年マンガ

    4.3
    全5巻759円 (税込)
    この[世界]には、上・中・下、がある。富めるものの住む[街]。貧しいものの住む[畑]。その下に、深く、暗い[森]――。[畑]でうまい飯を出す高岡飯店。看板娘のキヨコは、母をささえながら店を切り盛りするはたらき者。ある日、店の常連の“裏の仕事の手配師”中田の頼みにより、[森]からやってきたという殺し屋「よるくも」の毎日のメシの面倒をみてやることになった。「よるくも」は[森]に使い捨ての子供として生まれ、感情を持たず、痛覚を持たず、読み書きの知識を持たないままに育ち、中田の指示により殺しの仕事を日々こなす青年。キヨコとよるくもが出会うことにより、[世界]は少しずつ壊れはじめる――圧倒的に鋭利な新才能が描く、愛と暴力の悲劇、開幕!!

ユーザーレビュー

  • ありごけ 2

    Posted by ブクログ

    今、読み終わって感じた事を素直に言葉とするなら、「すっげえ漫画、読んじまったなぁ」であろう
    この『ありごけ』って漫画をストレートに表現するなら、剥き出し、だ
    夫婦の仲、男と女の関係、親子の絆、どれもかれも、まとめてひっくるめて、見栄えの良い皮を力づくで剥いで、ありのままを読み手に見せつけてくる感じ
    うん、他の読み手に伝わらないのは百も承知。けど、この震えは偽りようもない
    二巻完結だからこそ、余計に、そんな感じがするのだと思う
    さすがに、『オニマダラ』ほどではないのだけど、「まさか」の連続で、体力のない読み手だと途中で息切れしそうになるかも。ただ、最後まで、このペースに置いていかれなかったら、面白さにグッとヤられる事が出来る
    とにもかくにも、こうもラヴに生き、自分のキモチを隠しもせず、誤魔化しもせず、自制もしないで、惚れている男にぶつけるヒロインもいない
    こんな女に惚れられたら、逃げようとするだけ無駄だ。惚れられた責任を男らしく取って、しっかり添い遂げるべきだろうな、ミチオさんは
    ハッピーエンド、と言っていいのか、は微妙。しかし、あるべきとこに落ちついている。二人を繋ぐものは、愛なのか、同情なのか、それとも・・・
    巻末の『ドラァグ豆腐』、これは『ありごけ』に輪をかけて混沌
    ある意味、漆原ミチって漫画家が、どんな作品を描く人間か、それを思い知るにはピッタリなのではないか
    くだらない、と一蹴されるかもしれない、けれど、そのカオスさにこそ、言葉に出来ない真理が宿る
    この台詞を引用に選んだのは、愛だなぁ、と唸ってしまったので。正直なとこ、ミキオが逃げっちゃった気持ちも理解できる。こうも、度量のデカいとこ魅せられたら、ちっぽけな自分も嫌になる。けど、いちこさんは、彼の狭量なトコも含めて惚れてるんだろうなァ

    0
    2017年05月11日
  • ありごけ 1

    Posted by ブクログ

    剥き出しだ
    伝わる、伝わらない、は関係なく、それが私の『ありごけ』って作品に対して感じた、端的な印象
    ありごけ(この単語も、私は初耳だった)のヒロインが記憶喪失って設定を背負っているからか、個人っつーよりかは、人間って生き物の本性が、読み手の許容量を考えないレベルで曝け出されているな、と感じた
    肉体的や精神的にエグい描写が多い訳ではない・・・皆無でもないが
    巧く言えないが、ヒロインと関わり合う依頼人らに近しいトコが胸の中にある読み手は、確実にハッとさせられ、思わず、本を閉じてしまうかも知れない
    ある日から前の記憶をすっぱりと失い、思い出せない事が多くなり、自分って存在が自分で最も判らなくなるからこそ、却って、大事な人間のコトが理解でき、問題とゴチャゴチャ考えずに向き合えて、最適の解を出せるようになるのかも知れない
    表現としては歪な形だけれども、真に貫くべき愛とは何か、と読み手に考えさせるには十分な厚みがある
    こうやって感想を書いてるから、あえて、ぶっちゃけられるんだが、正直、表紙を見て、一度は敬遠しようか、と思った。ただ、店内を一周しても、何となく、気になってしまったので、意を決してみた。結果的に、私は当たりを掴んだようだ
    この『ありごけ』で、漆原先生と初めて出会った身なので、妙な事は言えない立場なのだが、どうやら、漆原先生は、まず、絵で読み手にキレのいいフックを放ってくるタイプの漫画家らしいな
    女の価値は顔でも胸でもなく、壊れる事すら己で疑わぬ信念が宿る目力で決まるのかもしれない、とヒロインの言動、それに目を覚まされる・・・・・・見たくなかった現実を見る覚悟を持った客の姿で、しみじみと思った
    どの話も強烈、その一言に尽きる、質の高いものばかりだが、「こう来るか」と唸らざるを得なかったのは、第六話「死体とありごけ」だ。舞い込んできた仕事が変死体の処理、ヒロインがその方面の技術に精通している事、それらも驚きに値するのに、ヒロインを町に残して、フラリと姿を消していた旦那(?)の金正ミチオが、唐突としか言いようのないタイミングで、ひょっこり顔を出す、その展開には言葉を失った。こんなインパクトの与え方が出来る漆原先生、やっぱ、持ってるなぁ
    この台詞を引用に選んだのは、反論したいけど、その為の言葉がパッと出てこないほどの、有無を言わせぬ説得力があるからだ。自分が正しい、本気になれる、全力を出すしかない夢から目を逸らさないで生きるって、こう言う事だろう、多分。自分の夢は、自分だけにしか見えず、追えず、叶えられず。諦めずにぶつかり続けるも、グチャグチャに再起不能なまでに潰れるも、自己責任の範疇内だ

    1
    2016年03月01日
  • よるくも 2

    Posted by ブクログ

    面白い、、。ブレードランナー的な退廃的なSFの世界観に魅了される。月刊IKKIって、まったく読んだことないけど、レベル高いな。。この手のマンガは講談社の独壇場かと思ってたけど、小学館見直したわ。。

    0
    2015年04月19日
  • よるくも 5

    Posted by ブクログ

     幸せな結末にはならないだろうと予想してたけど、ここまで「幸せでも、不幸せでもない」結末に着地したのは予想外だった。一度壊れてしまった人間、人間としての本能がズレた人間はなまじっかなことじゃ戻ることはできない。たとえ愛によってでも、みたいなお話でした。

    0
    2015年03月01日
  • よるくも 5

    Posted by ブクログ

    生きること、死ぬこと、生き続けること。そこには人との関わりが必須なんだと思う。4と5の表紙の対比がこの物語の核にみえる。

    0
    2014年04月12日

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