佐藤滋の作品一覧
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ユーザーレビュー
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大月書店は、学生のころ共産党宣言の文庫とかお世話になったが、今は、結構、中立的な本をだしているんだなと思った。
内容は、そのほとんどに共感する。
(1)基盤施設の復旧・復興と「地区・集落のまちづくり」とを連携する、漸進的マスタープラン(p38)
これは、現
...続きを読む実に調整があちことで問題になっているし、決めきらないで、少しずつ進むマスタープランであってほしい。復興交付金事業計画の変更も可能なので、地元の意見で修正をはかっていいプランにしてほしい。
(2)避けるべきインフラ至上主義のシナリオ(p44)
これも注意したい。現場でそのような動きがあれば教えて欲しい。国もインフラとまちづくりは局が違うので、むしろ地元の情報がほしいところです。
(3)思い切って山際の平場に、仕事場、買い物の場などのある一団の仮設市街地をつくるべきだ。(p97)
これも平場で基盤整備をする場合に効果促進事業として仮設市街地をつくり、基盤整備が終わったら、移設して本設するなど、工夫ができると思う。
正直、違和感があったのは、エコツーリズムとエコビレッジの話。自分の周りにこれを語る人が少ないためだろうが、現実性、被災者が本当に求めていることなのかなど、ちょっと理解できない感じがする。
全体を通じて、最近読んだ復興本の中では秀逸だと思います。
Posted by ブクログ
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都市計画の本から遠ざかっていたので、奮起して、名著を多数だしている学芸出版社のこの本を購入。
地域運営については、エリアマネジメントとかコミュニティビジネスとかいろいろいわれているが、まちづくり市民活動も、市民の力、資金、能力と外部の力をつかって、身の丈にあったまちづくりをしようとする試みと
...続きを読む理解した。
とても、大事な視点、特に、「身の丈にあった」という観点は、復興においても大変大事だと思っている。
発想として大事だと思った点と触れられないが心配すべき点。
①まちづくり事業組合の提案(p263)については、一定の小規模な事業と維持管理、運営をする主体として、前から課題になっている点で、制度化に努力してみたい。
②支援の仕組みについて佐藤先生は一括交付金化を提案しているが(p284)、まちづくり市民事業のように、市町村からしてみると、小規模で政策目的にのりにくい事業については、むしろ、まちづくり市民事業を支援するといった目的が明確な支援の仕組みにした方が、実効性があがるのではないか。
③出石町などいろいろな先進事例が紹介されているが、市町村合併で、主体的に推進する行政組織が不明確になっている事例があると聞く。これに対する課題と対応策、(ここにまちづくり会社とかでてくるのかもしれないが)を勉強する必要性を感じる。
いずれにしても、国、地方公共団体の、まちづくり市民事業に対する支援は、厳しい財政事情から細ることはあっても太ることはないので、その中で、どう支援元をみつけていくかが今後大きな課題となるだろう。
また、改訂の際には、被災地でのまちづくり市民事業のあり方についての補足を是非お願いしたい。
Posted by ブクログ
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地震が怖い。
ただ、地震が起きて復興していくための
まちづくりというか、今まだ地震が起きて
いないうちからのまちづくりがとても大事だと
いうことが分かった。
Posted by ブクログ
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