作品一覧

  • ルワンダ中央銀行総裁日記 [増補版]
    4.2
    1巻1,056円 (税込)
    一九六五年、経済的に繁栄する日本からアフリカ中央の一小国ルワンダの中央銀行総裁として着任した著者を待つものは、財政と国際収支の恒常的赤字であった-。本書は物理的条件の不利に屈せず、様々の驚きや発見の連続のなかで、あくまで民情に即した経済改革を遂行した日本人総裁の記録である。今回、九四年のルワンダ動乱をめぐる一文を増補し、著者の業績をその後のアフリカ経済の推移のなかに位置づける。

ユーザーレビュー

  • ルワンダ中央銀行総裁日記 [増補版]

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃよかった〜。リアルなろうとか言われてるのを見かけたので、どんなもんやね?と軽い気持ちで手に取ったけど、知性と自負を感じる文章にクラクラした!(そういう点では全然"なろう"らしくはない)

    文体は読みやすく、時にユーモアがあり、正しく自信がある人にしかできない「他者に悪い評価下すこと」を惧れずやってのけ、一方で驕りを排除しようと己を律する態度に好感。

    寡聞にして知らなかったのだが、当時の日本では「さん」より「君」をよりオフィシャルな敬称として使用するものらしく、本文でもほぼ全ての男の敬称が「君」でなんか良かった。
    人間愛や自分がなんとかせねばという使命感・自負の

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    2025年07月04日
  • ルワンダ中央銀行総裁日記 [増補版]

    Posted by ブクログ

    人をしっかりと見る、風説を疑う、任務に忠実であるということを徹底している人であったのだと思う。真摯に働くことの大きな力を感じた。

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    2025年03月12日
  • ルワンダ中央銀行総裁日記 [増補版]

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    YouTubeで紹介されていたのを見て、久しぶりにノンフィクションの本を読んだ。
    アフリカ途上国の構造、途上国民の性格や考えなど、この本から少しは感じ取ることができた。
    物語のような著者の凄さを感じさせられる一冊。それだけに、その後の動乱については複雑な気持ちになる…

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    2024年08月18日
  • ルワンダ中央銀行総裁日記 [増補版]

    Posted by ブクログ

    非常に面白かった。立派な人がいたんだなぁ、と思う。人を、現場を、大切にする人。大統領との対話で作られた信頼関係があってルワンダのため、ルワンダ人のための仕事をしているのは最高のモチベーションになっていると思う。仕事というのはかくあるべし、と思う。

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    2024年02月06日
  • ルワンダ中央銀行総裁日記 [増補版]

    Posted by ブクログ

    服部氏の日銀総裁や世界銀行での経験からすれば端から可能なことだったかもしれないが、アフリカ内陸にあり経済的条件も良くない土地で、通貨改革や中央銀行、金融の組織化をやりきった姿を、仕事人として尊敬する。

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    2024年01月29日

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