作品一覧

  • 江戸の遺伝子 いまこそ見直されるべき日本人の知恵
    4.0
    1巻709円 (税込)
    江戸時代――強力な全国政権のもと250年もの長きにわたって平和が続き、西欧のような大きな革命もなく次の時代へと移行した。その稀有な歴史は、世界から見ると全く不思議で驚嘆すべきことであった。本書は、徳川宗家第18代当主自らが「家康公の時代」「華やぐ江戸の文化」「日本の宗教と心」など、江戸文明の真の姿と大いなる魅力を語る。日本人が世界に誇るべき、先人たちの姿が描かれた画期的な書!

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  • 江戸の智恵 「三方良し」で日本は復活する
    4.2
    1巻1,400円 (税込)
    いま、なぜ江戸時代が大事なのか。養老氏・徳川氏いわく、われわれがこの時代の社会に学ぶべきは「人の力」であるという。「世間」に配慮して欲を抑える個人の忍耐や、目上や同僚が仲間を叱咤する習慣の積み重ねが、二百六十年ものあいだ平和と国力を築いた原動力だった。武士も町人も美学をもち、己を律することを知っていた。だからお上の威光は「そこそこ」でよく、行政の実務は町人や農村の顔役に任せた。お触れ(法律)の実施についても、杓子定規ではなく、「目に余る」ときに罰した。法より世間の目が社会秩序を守ることを知っていたからである。翻ってこの十数年、日本では条例・法律や規制の類がやたらと増えている。だが、それで世の中が良くなったかといえば、むしろ悪くなったと感じる方が圧倒的に多いのではないか。風通しの良い社会を築くために、いまこそ江戸の智恵が必要である。グローバル時代に生きるヒントと、日本人の美質を発見する一冊。

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  • 日本人の遺伝子
    4.0
    1巻1,600円 (税込)
    徳川宗家第十八代当主であり、WWF(世界自然保護基金)ジャパン会長も務める著者が日本文明のルーツを探る一冊。縄文時代一万年の間、自然の恵みの中でゆっくり文化を進化させたことが、日本人の生き方、考え方の根底にある、と著者は記す。「東京のやるべきことは江戸時代に戻って出来る限り森に満ち、都市の中に縦横に水路の通っている都市をつくること」。その江戸時代、日本は平成と同じく大自然災害に見舞われた。元禄大地震(一七〇三年)の発生、宝永元年(一七〇四年)に浅間山が噴火し、宝永四年(一七〇七年)にはマグニチュード推定八・四の大地震が起き、さらに富士山が大噴火を起こした。その後も混乱と衰退が続き、ついに八大将軍・吉宗公は「花の元禄バブル」を捨て、質素・倹約を旨とする新しい日本文明を築き上げた。平成日本の政治経済、社会文化に、いま江戸期に匹敵するような大転換が迫られているのではないか。文明の根本を問う意欲作。

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ユーザーレビュー

  • 江戸の智恵 「三方良し」で日本は復活する

    Posted by ブクログ

    日本人の誇りを感じさせてくれる本。

    養老先生が大好きで、そのつながりで買った本だがとても満足した。

    日本史はニガテでよくわからないが、教科書に出てくる武将はまさに偉人だったし、確実に国のことを考えて政策を打っていた。

    現代に生きる、江戸時代の人々から見れば貧弱な我々にも確実に同じ血が流れている。
    日本人は本当に尊い民族であるということを教えてくれる本だった。

    0
    2011年01月09日
  • 江戸の遺伝子 いまこそ見直されるべき日本人の知恵

    Posted by ブクログ

    江戸時代を適時同時代の他国と比較しながら
    論じてくれるのでその特徴が改めてわかりました。
    その遺伝子は失いたくないですね。

    0
    2014年07月28日
  • 日本人の遺伝子

    Posted by ブクログ

    発掘調査は年に8000件。放射性炭素年代測定法という手段が出来て、私たちが学校で教わった歴史は驚くほどのスピードで塗り替えられている。12000〜13000年前、今の東北の遺跡で発見された数々の証拠からその頃、豊富な雨量で育った豊かな森に囲まれ海の幸、森の恵みを存分に味わっていた森の住人は定住が始まり、土器を作り食料はほ乳類60種以上、鳥類35種類、魚類70種類、貝類350種類、植物55種類。木の実のアクを抜く設備まであった。自然に感謝し、自然のなかにも神の存在を認識した日本人の自然感がここから育っていった事は想像しやすい。日本を含めてこの頃は氷河期最後の時期で世界では森林から草原そして乾燥化

    0
    2013年09月03日
  • 江戸の智恵 「三方良し」で日本は復活する

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ■江戸時代に学ぶべきは「人の力」

    書籍「江戸の智恵」(「三方良し」で日本は復活する)
    (養老孟司・徳川恒孝著・PHP研究所刊・194頁)
    養老氏・徳川氏が、思う存分、江戸時代を語っている。
    注目は、やはり「人」に注目しているところだろうか。
    「江戸」と言うと、当時の大都市が、循環型社会を形成し、
    環境先進都市だった・・という話に落ちつくのかと思いきや、
    「世間」に配慮して欲を抑える個人の忍耐や、
    目上や同僚が仲間を叱咤する習慣の積み重ねが、
    260年ものあいだ平和と国力を築いた原動力、とまとめている。
    武士も町人も美学をもち、己を律することを知っていたからこそ、
    行政の実務は町人や農村の顔役

    0
    2012年01月29日
  • 江戸の遺伝子 いまこそ見直されるべき日本人の知恵

    Posted by ブクログ

    250年続いた江戸時代が育んだ文化、伝統。
    今、その心と一緒に残っているモノはどれだけあるのだろうか。
    日本人で生まれたことに誇りを持ちたい。

    0
    2011年02月01日

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