徳川恒孝のレビュー一覧
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発掘調査は年に8000件。放射性炭素年代測定法という手段が出来て、私たちが学校で教わった歴史は驚くほどのスピードで塗り替えられている。12000〜13000年前、今の東北の遺跡で発見された数々の証拠からその頃、豊富な雨量で育った豊かな森に囲まれ海の幸、森の恵みを存分に味わっていた森の住人は定住が始まり、土器を作り食料はほ乳類60種以上、鳥類35種類、魚類70種類、貝類350種類、植物55種類。木の実のアクを抜く設備まであった。自然に感謝し、自然のなかにも神の存在を認識した日本人の自然感がここから育っていった事は想像しやすい。日本を含めてこの頃は氷河期最後の時期で世界では森林から草原そして乾燥化
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ネタバレ■江戸時代に学ぶべきは「人の力」
書籍「江戸の智恵」(「三方良し」で日本は復活する)
(養老孟司・徳川恒孝著・PHP研究所刊・194頁)
養老氏・徳川氏が、思う存分、江戸時代を語っている。
注目は、やはり「人」に注目しているところだろうか。
「江戸」と言うと、当時の大都市が、循環型社会を形成し、
環境先進都市だった・・という話に落ちつくのかと思いきや、
「世間」に配慮して欲を抑える個人の忍耐や、
目上や同僚が仲間を叱咤する習慣の積み重ねが、
260年ものあいだ平和と国力を築いた原動力、とまとめている。
武士も町人も美学をもち、己を律することを知っていたからこそ、
行政の実務は町人や農村の顔役 -
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養老孟司氏と徳川宗家第18代当主・徳川恒孝(つねなり)氏の対談集。
そろそろ養老氏の本はあらかた読んだかと思っていたが、対談相手に興味を惹かれた。
徳川恒孝氏、1940年生まれとのことで70歳ですか。徳川宗家の当主というのも、さぞ大変なことでありましょうぞ。
江戸時代を振り返り、リサイクル社会の手本として、かの時代を賞賛する向きがあった時期があり、少々眉唾ものとして聞いていたのだが。
基本的に時代劇が好きなワケでして(笑)。
江戸時代を封建社会、差別社会としてだけではなく捉えようという姿勢は健全でありましょう。
人口問題ひとつ取り上げたところで、現代を江戸時代にシフトできるはずもないのだ