鈴木恒男の作品一覧
「鈴木恒男」の「巨大銀行の消滅」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鈴木恒男」の「巨大銀行の消滅」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
当事者として言いたいことはあるのはわかるし、事実は事実としてわかりやすく書かれている。マスコミ報道による株価の下落、公的資金の導入に対する批判からスケープゴートを求める行政があったのもその通りだろうし、ソフトランディングも可能だったのかもしれない。それでも長銀自身の責任や経営判断のミスが破綻の最大の原因だろう。今だからそう言えるのだとしても。
長期信用銀行設立の目的は戦後復興を支えるため、特に重化学工業を中心に長期の設備投資資金を供給することにあった。長信銀には金融債の発行が特権的に認められ資金調達手段はあったが、製造業大企業の資金需要が構造的に減り続け非製造業向けの貸し出しを拡大し始めてい
Posted by ブクログ
検察問題その他の追及で有名なフリージャーナリスト岩上安身氏がtwitterで勧めていたため、興味をそそられ、手に取った。長銀最後の頭取、鈴木恒男氏が被告となった「粉飾決算・違法配当」をめぐる刑事・民事事件の判決・決定(刑事は最高裁で逆転無罪、民事は勝訴)を受け、長銀が、政治、大蔵省、マスコミの一挙一足に翻弄されながら消滅していく様を、淡々と綴った本である。
私は当初、村木厚子内閣府政策統括官が検察の取り調べ等で陥れたのと同様に、鈴木氏が国策捜査の一環として、検察に巧みに誘導されていく様に関する、客観的な記述を求め、この本を手に取ったわけであるが、残念ながら、当該記述は僅少である。その意味で