鈴木恒男のレビュー一覧

  • 巨大銀行の消滅 長銀「最後の頭取」10年目の証言

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    グループ会社の管理責任が曖昧
    貸出しに関しては結果報告のみ
    関連会社トップの暴走を止められない親会社のトップ
    危機を未然に防ぐための規制や指導に縛られていた半面、行政依存体質を生み組織の存立を賭けた大胆な経営戦略や自主的なガバナンスの芽を摘んできたとも言える。
    行政との距離も近い存在とみなされ国や日銀の指導に従順の優等生でもあった。

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    2019年04月12日
  • 巨大銀行の消滅 長銀「最後の頭取」10年目の証言

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    当事者として言いたいことはあるのはわかるし、事実は事実としてわかりやすく書かれている。マスコミ報道による株価の下落、公的資金の導入に対する批判からスケープゴートを求める行政があったのもその通りだろうし、ソフトランディングも可能だったのかもしれない。それでも長銀自身の責任や経営判断のミスが破綻の最大の原因だろう。今だからそう言えるのだとしても。

    長期信用銀行設立の目的は戦後復興を支えるため、特に重化学工業を中心に長期の設備投資資金を供給することにあった。長信銀には金融債の発行が特権的に認められ資金調達手段はあったが、製造業大企業の資金需要が構造的に減り続け非製造業向けの貸し出しを拡大し始めてい

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    2015年10月24日
  • 巨大銀行の消滅 長銀「最後の頭取」10年目の証言

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    長銀が誕生してから破綻するまでを回想した本。バブル期の企業の盛衰の象徴ともいえる出来事だったともいえる。マスコミの報道(検察の情報?)がいかに偏ったものであるかも明示してくれます。当時の新聞を片手に併読したら、もっと面白いかも。

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    2012年12月30日
  • 巨大銀行の消滅 長銀「最後の頭取」10年目の証言

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    検察問題その他の追及で有名なフリージャーナリスト岩上安身氏がtwitterで勧めていたため、興味をそそられ、手に取った。長銀最後の頭取、鈴木恒男氏が被告となった「粉飾決算・違法配当」をめぐる刑事・民事事件の判決・決定(刑事は最高裁で逆転無罪、民事は勝訴)を受け、長銀が、政治、大蔵省、マスコミの一挙一足に翻弄されながら消滅していく様を、淡々と綴った本である。

     私は当初、村木厚子内閣府政策統括官が検察の取り調べ等で陥れたのと同様に、鈴木氏が国策捜査の一環として、検察に巧みに誘導されていく様に関する、客観的な記述を求め、この本を手に取ったわけであるが、残念ながら、当該記述は僅少である。その意味で

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    2010年11月18日
  • 巨大銀行の消滅 長銀「最後の頭取」10年目の証言

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    旧長銀の破綻劇の一部始終です。金融を学んでいないとちょっと読みづらいかもしれません。

    世はバブル崩壊後。当時小学生ですが、なんとなく新聞を賑わせてましたのを覚えてます。日本発金融危機だけは回避したいという筆者の思いを常に感じながら読んでました。ベアーやリーマンやらの経営陣もこう思ってたんでしょうかね。

    今回の投資銀行とはやってることは違うけど、本質的に「金」を追い求めて時代の変化についていけずに破綻したとう点では同じなのではないでしょうか。

    けっこう勉強になった本でした。。。

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    2009年11月21日
  • 巨大銀行の消滅 長銀「最後の頭取」10年目の証言

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    長銀の元頭取が破綻の原因について述べている。非常に客観的に述べているが、専門的にすぎる面もあって、面白いかと言われると面白くないかも。業界に通じているひとがよむと、最後の頭取という立場にあったひとが外には知れないことを述べているので、面白いのだろうけど。

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    2010年11月17日