鈴木健の作品一覧
「鈴木健」の「なめらかな社会とその敵 ──PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論」「政治レトリックとアメリカ文化 オバマに学ぶ説得コミュニケーション」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鈴木健」の「なめらかな社会とその敵 ──PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論」「政治レトリックとアメリカ文化 オバマに学ぶ説得コミュニケーション」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
300年後の社会を構想した本。
「この複雑な世界を,複雑なまま生きることはできないのだろうか」という冒頭の文章に心動かされ手に取った。
数式的な部分の理解は飛ばしてしまったが、要旨は以外2点だと受け取った。
1.インターネットとコンピュータの発達により、複雑なものを複雑なまま受け取ることが可能になる(物理世界と認知の間の万能のミドルウェアとして情報技術)
2.フラットでもステップでもない、内と外が連続的につながっている状態(=なめらか)を志向する
現在のインターネットの状態と比べると理想を描きすぎていると感じる点は否めないものの、想定問答に対する反論や現状考慮できていない点に対する真摯さは
Posted by ブクログ
人工物としての社会制度があり、そこに所有の概念がついてまわる。人々は、潜在意識下であるものに対して所有の概念を持つ。身体的システム、人間と環境、たとえば市場のような社会制度を概念化。権力とは、権力があると人々が信じることから生まれる自然発生的なものであると。そこから、個人、自由意志があるわけだが、行動に責任を取らせるような形を与える。ここで問題が生じたのは、原発事故である。誰の責任なのか、複雑性に支えられた社会は、筆者が主張する、膜という内と外の概念、核という小自由度による大自由度の制御、それを支える複雑な反応を持つネットワーク、これがインターネットである。これがなめらかな社会を形成する。
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