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  • ヨーロッパ覇権以前 もうひとつの世界システム 上
    3.5
    1~2巻1,540円 (税込)
    世界市場ブリュージュの賑わい,モンゴル帝国のもと活況を呈する「シルクロード」,海上交易で活躍するエジプト・カーリミー商人,「世界最大の都市」杭州の繁栄…….近代世界成立以前の一三世紀,ヨーロッパから中国に至るユーラシアの陸海は,すでに一つの世界システムを作りあげていた.広い視野と豊かな筆致で描かれるグローバル・ヒストリー.

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ユーザーレビュー

  • ヨーロッパ覇権以前 もうひとつの世界システム 下

    Posted by ブクログ

     続いて下巻。
     まずは、エジプト、マムルーク朝下のカイロ。イスラムと商取引について、コンメンダ、貨幣と信用取引、カーリミー商人等々解説があるのだが、正直この辺りについて十分理解出来なかった。

     続いてアジアの海上交易について。アラビア海、インド洋、南シナ海の3つの回路。
     この辺り、ポルトガル来航以前のインドとアラブの交易の具体相は良く知らなかったし、まして東南アジア海峡における中国、インドとのつながりの細目などはほとんど知らなかったので、勉強になった。

     最後の第11章は、「13世紀世界システムの再構成」という題で、なぜ世界システムは崩壊したのかを問う。

     そもそも13世紀世界システ

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    2022年07月26日
  • ヨーロッパ覇権以前 もうひとつの世界システム 上

    Posted by ブクログ

    13世紀の「世界経済」、ヨーロッパがウォーラーステインのいう「近代世界システム」を構築しようとしていた16世紀前に世界システムがあったと、著者は言う。そしてそこには8つのサブシステムがあり、それぞれ西ヨーロッパ、中東及び東方アジアの3つの回路に組分けできるとする。

     以下、それぞれの地域ごとに、交易の産物や参加者の商人の範囲、信用取引等の仕組み、その繁栄と衰退の様子などの具体相が叙述されていく。
     第1部は、ヨーロッパ。
     トロワとプロヴァン等のシャンパーニュの大市、フランドルの織物生産に関する工業/商業町、ヘントとブリュージュ、そして北西ヨーロッパを中東の商品生産地に結び付けたイタリア海

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    2022年04月18日
  • ヨーロッパ覇権以前 もうひとつの世界システム 上

    Posted by ブクログ

    ヨーロッパが覇権に乗り出す13世紀までの(旧)世界のシステムについて。その時代はヨーロッパや中東といったサブシステムとそれらを繋ぐ3つの回廊によって構成されていた。
    著者は中東に縁があるからか、比較的地中海の話と中東の話が手厚い印象。

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    2023年06月01日

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