作品一覧

  • 彼の娘
    3.7
    1巻2,400円 (税込)
    お父さん、人間と、動物は、違うの? 演劇界の鬼才が描く、異色の子育て小説 第31回三島由紀夫賞候補作 四十五歳で初めて父になった彼が、謎だらけのこの世界で、娘とともに考え、悩み、笑い…。未知なる記憶をめぐる大冒険がはじまった!
  • キミは珍獣(ケダモノ)と暮らせるか?
    3.8
    フェネック、サル、スカンク、ハリネズミ、アリクイ──なぜ犬や猫では飽き足らず、珍獣を飼おうとするのか。珍獣と呼ばれるにはワケがある。獰猛や虚弱体質ゆえに飼うのが難しい、飼い主になつかない、ムチャクチャ臭い…それでも飼おうという人は、キセキのような楽しさが味わえるのも、また真実なのだが。伝説の珍獣ショップ「動物堂」店主として、あまたの珍獣を扱い、飼ってきた著者による、類のない珍獣選び・育成指南の書。ぐっとくる写真と自筆イラストも満載です!
  • ユリイカ 2015年3月号 特集=クラムボン
    -
    1巻1,430円 (税込)
    ジャンルにとらわれない活動を展開しながら独自のファンを獲得してきたクラムボン。 今年は結成20周年となり、3月には5年ぶりとなるニューアルバムの発売が決定。 本特集では、彼らが積み上げてきた20年間の活動を振り返る。

ユーザーレビュー

  • キミは珍獣(ケダモノ)と暮らせるか?

    Posted by ブクログ

    口調は軽いけど、内容はまっすぐ重い。

    飴屋さん、文章と演劇とでは随分違う印象を受けるけれど、シンプルで明け透けで嘘が無いところは変わらない。

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    2015年03月29日
  • キミは珍獣(ケダモノ)と暮らせるか?

    Posted by ブクログ

     当時(今も、かどうかは不明)著者はアニマルストア=動物堂を経営する動物商であった。この店では犬猫以外の生き物しか売っていない。
     ただし、動物商の仕事をするのは365日分の300日。残りの65日は美術家。
     現在この比率がどうなったのか寡聞にして知らないが、わたしが飴屋法水(あめやのりみず)を知ったのは、芝居の演出家、プロデューサーとしてである。残念ながら彼の演出する芝居をじかに見たことは一度もないが、みたくて仕方がない。この本を読んでますますその思いを強くしている。
     この本に書かれていることは、単なる動物生態解説や飼育マニュアルではない。動物を飼うという行為から世界全体を、人間の本質を読

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    2012年06月14日
  • キミは珍獣(ケダモノ)と暮らせるか?

    Posted by ブクログ

    なぜか、私は飴屋法水という存在とすれ違っている。ぜんぜん出会っていない。意気投合するなんてかけらも思わないけれど、きっと無茶苦茶楽しい話ができたと思う。いや、今後に期待。
    最初にこの存在を知ったのはミルキィ・イソベさんのおかげだ。その後、ああ、あれやったのが飴屋さんだったの、という感じで自分の中でようやく理解されていった。噂に聞いてたアレ、というヤツ。
    飴屋さんが暴れていた頃は私はとんでもなく真面目な大学生だったり、田舎の放送局で番組作ったりしていた。そう、間違いなくズレていた。東京で番組を作るようになって、不思議な縁でミルキィさんと知り合った頃、不思議な動物屋がいるのよ、とは聞いたけれど、そ

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    2009年10月04日
  • 彼の娘

    Posted by ブクログ

    私の中の飴屋さんはライチ光クラブの印象が強かったので、こんな穏やかな日常の中にも繊細さがある文章を書いていることに驚きました。
    「誰かが誰かである」ということ「生きていることと死んでいくこと」生きる上での根本とも言えることを、幼子に語りかけているのがなんともいえない心地よさと不気味さを醸し出していました。

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    2022年08月15日
  • 彼の娘

    Posted by ブクログ

    「私の娘」でなく「彼の娘」なのが多分大切だ。身近な人の死、新たな命とヒトが普遍的に繰り返してきた営みを、先入観やイメージを持たずにひたすら観察する、染み入るような作品だった。死や別れとの向き合いかたにその人の本質が表れると思う。

    0
    2020年08月12日

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