エマニュエル・ドンガラの作品一覧

「エマニュエル・ドンガラ」の「世界が生まれた朝に」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 世界が生まれた朝に

    世界が生まれた朝に

    小説・文芸

    4.8
    1巻1,760円 (税込)
    マンクンク、おまえは破壊者だ! 訳者・高野秀行が学生時代に出会い、誰に頼まれたわけでもなく訳してしまった、魅惑の書 これぞまさに世界文学が待望していた小説――野崎歓(解説より) 「《力》と、《力》に敬意を捧げる夕ムタムをひっくり返す者」と運命づけられ、大河に、氏族の王に、植民地支配の異人に、そして、自分の社会そのものに挑んでいった永遠の革命児マングラ・マンクンク。 コンゴのとあるバナナ畑で孤独な生を受け、《知》と《力》を追及し、長じては偉大な「ンガンガ」(呪術師)となった男が、半世紀に及ぶ試練の旅を乗り越えて、最後に見たものとは……。 神話的世界から、急激な近代化による矛盾まで、一人の人間の一生を通してアフリカ共通の歴史を描き出す、アフリカ版「百年の孤独」

ユーザーレビュー

  • 世界が生まれた朝に

    Posted by ブクログ

    裏表紙にアフリカ版「百年の孤独」ってあって、読まなきゃ!って。
    個人的には2026年ベストの一冊。あくまで2026年に私か読んだもので。
    先祖の霊、呪術、伝統社会などのアフリカ文化が現代文明に飲み込まれるさまを描いているのに、普遍性がある。
    そして根底には哲学的なものもあるのに、エンタメ性まで。
    素晴らしい。
    翻訳の高野秀行は、大学7年生のとき卒論で本著の翻訳を出したら、翻訳は認めないが本著の研究ならOK、ということで、論文書いてクリアしたらしい。よかったね。おかげで私もいい作品読めました。

    0
    2026年09月18日
  • 世界が生まれた朝に

    Posted by ブクログ

    解説でこの作品の普遍性について言及されていたが、これは本当にそう。
    どうして文字もなかったコンゴの世界で、オフィスで凝り固まった仕事を破壊して効率化してる今の私が描かれているのか。
    アップデートされ続ける社会でどう生きるべきなのか学べる。
    小説としても純粋に面白い。
    鬱憤を溜めた人が爆発する瞬間がいちいち楽しいし、作戦を話していたらいつの間にか現実になってるテクニックも驚くほどスマートでオシャレ。
    アフリカ文学をもっと読みたくなる。

    0
    2026年09月14日
  • 世界が生まれた朝に

    Posted by ブクログ

    1人のコンゴ人の人生を綴った物語。呪術や非現実的な現象、氏族の伝統への縛りから、アフリカ各国が経験した植民地主義と抵抗の歴史まで、とにかくそういったことに翻弄される主人公の、力と知への探究心が凄かった。そして、無敵だった主人公に「老い」がやってきた時、少し胸が痛くなった。

    私の推しである高野秀行氏が、大学時代に作者の弟と知り合いだった関係で、ひょんなことから原稿を読む機会があり、めちゃくちゃ感動してそのまま日本語に訳したのがはじまりだそう。

    作者はこの物語を15年かけて書いたという。
    こんなスピードで読み進めていいのか、作者に失礼ではないか、と思うが、とにかくページをめくる手が止まらなかっ

    0
    2026年09月10日
  • 世界が生まれた朝に

    Posted by ブクログ

    高野秀行氏は翻訳の才も優れていた!!
    日本で1996年に刊行され、先月めでたく文庫化された『世界が生まれた朝に』。著者ご本人から「(日本に留学していた)弟に」と渡された本書の原本を帰りのフライトで夢中になって読み、帰国後は熱に浮かされたように翻訳されたという。

    他者宛の本を勝手に読むところなんかは高野氏らしいが、翻訳スキルは本当に大したものだった。
    ワードチョイスは美しく(星空の描写では眼前に大パノラマが広がったり…)、文章表現にはなんの違和感もない!
    本当にあの高野氏が訳したの?(普通に失礼) 彼のネームバリューに釣られ取り寄せたのに、読書中は私の知っている高野氏の面影を一切感じ取れなかっ

    0
    2026年09月06日

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