エマニュエル・ドンガラのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1人のコンゴ人の人生を綴った物語。呪術や非現実的な現象、氏族の伝統への縛りから、アフリカ各国が経験した植民地主義と抵抗の歴史まで、とにかくそういったことに翻弄される主人公の、力と知への探究心が凄かった。そして、無敵だった主人公に「老い」がやってきた時、少し胸が痛くなった。
私の推しである高野秀行氏が、大学時代に作者の弟と知り合いだった関係で、ひょんなことから原稿を読む機会があり、めちゃくちゃ感動してそのまま日本語に訳したのがはじまりだそう。
作者はこの物語を15年かけて書いたという。
こんなスピードで読み進めていいのか、作者に失礼ではないか、と思うが、とにかくページをめくる手が止まらなかっ -
Posted by ブクログ
高野秀行氏は翻訳の才も優れていた!!
日本で1996年に刊行され、先月めでたく文庫化された『世界が生まれた朝に』。著者ご本人から「(日本に留学していた)弟に」と渡された本書の原本を帰りのフライトで夢中になって読み、帰国後は熱に浮かされたように翻訳されたという。
他者宛の本を勝手に読むところなんかは高野氏らしいが、翻訳スキルは本当に大したものだった。
ワードチョイスは美しく(星空の描写では眼前に大パノラマが広がったり…)、文章表現にはなんの違和感もない!
本当にあの高野氏が訳したの?(普通に失礼) 彼のネームバリューに釣られ取り寄せたのに、読書中は私の知っている高野氏の面影を一切感じ取れなかっ