作品一覧

  • 応答せよ 巨大ロボット、ジェノバ
    値引きあり
    5.0
    1巻440円 (税込)
    映画作家として、タレントとして、またコラムニストとして人気の杉作J太郎による初の小説。予期せぬ事態から民間防衛組織に入った元プロレス実況解説の男と、元グラビアアイドルが地球の危機に立ち向かう――。宇宙から届く謎の信号とは?民間防衛組織「BIRD」とは?そして「ジェノバ」とはいったい……?法外なバカバカしさに満ちたユーモアが弾け、独特のペーソスが胸を締め付けるまったく新しいロボット小説の誕生。

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  • あーしはDJ
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    D「どんなにつらいときも」、 J「J太郎はラジオをやり続ける」、 つまるところ、生き抜くしかないんだ。 四国・松山からほぼ毎夜オンエアされているラジオ番組「杉作J太郎のファニーナイトHUG」(南海放送)。今夜も「あーし」(性差を超えた一人称)=J太郎が、落ち込んだり、うれしくなったり、死にかけたりしながら、その人生と「ある愛の詩」を語り続ける。アコースティック漫画として語り継がれる「ヤボテンとマシュマロ」から25年、読めば、松山の温泉に入っているがごとく、くつろぎが伝わっている脱力系文章。自身のキャリアをまとめるため、10年かかって著者が練りに練り上げた渾身作!!! ・著者メッセージ 全国の孤独な魂たち ネットじゃ駄目なんだ。 孤独を癒やすのはラジオでないと。 寂しさを埋めてくれたラジオ。 ひとりぼっちのとき、俺のそばにいてくれたラジオ。 大人になって深夜の東名高速を走っていた俺。 大晦日の夜に走っていたこともある。 そのときはラジオの存在が嬉しかった。 カセット、CDではだめだった。 この時間、この深夜、この孤独。 世界にただひとり、いま、寂しい自分。 ラジオの向こうにひとりで喋っている誰かがいる。 これが嬉しい。 あたたかい。 ともに生きている。 生命のあることが奇跡とするなら、その奇跡と奇跡が出会っている。 (本文より) 【目次】 まえがき 遠い星のどこかで。 生まれてきたということについて。 生きながら死ぬ場合もあるのだ。 ある愛の詩*「安室奈美恵によく似た高速道路料金所の職員」 ある愛の詩*「青い海、青い空」 私は死にたくない。がんばります。 まあよく生きたと思うが、まだまだ青春である 何が終わり、何がはじまるのか。 ある愛の詩*「特急しおかぜでお弁当を食べてた女性」 なぜ人はあわてたり、てんぱったりするのだろうか。 ある愛の詩*「山麓のナスターシャ・キンスキー」 ある愛の詩*「喫茶店のウェイトレス」 ある愛の詩*「俺の綾波さん」 あとがき 私は何を考えてきたのか。

ユーザーレビュー

  • 応答せよ 巨大ロボット、ジェノバ

    ネタバレ 購入済み

    応答せよ、我が勇気。
    苦しいだろうけど、がんばってください。
    必要な時に読めた。とても怖くて、ありがたかった。

    0
    2017年07月31日
  • 応答せよ 巨大ロボット、ジェノバ

    Posted by ブクログ

    作者自身をモデルにしたと思しき主人公が
    謎の宇宙人と戦う巨大ロボットのパイロットに選ばれる

    人生とはプロレスであり、それをたかがヤオガチ論で語りつくそうとするなど
    人間存在を矮小化する行為にほかならない
    そんな基本的なことを思い出させてくれる

    0
    2011年05月29日
  • 応答せよ 巨大ロボット、ジェノバ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    凄まじい傑作。
    「SF」っていうと、面白げなギミック盛り込んで「ござい」って顔してる作品多いけど、今作の「SF」設定には必然性がある。つまり、この設定だからこそ書き得た「浄化」の物語。自己顕示欲にまみれた小説や、自己目的化した小説の対極にある。
    奇跡的に戦場を生き抜いたものの、傷だらけでボロッボロになってしまった漢の口から語られる「きみたちはきみたちが歩んできた自分の人生に選ばれて、ここにいる」という言葉。「でもやるんだよ」イズム。絶望の果てからの肯定。シビれずにはおれん。

    0
    2011年02月02日
  • 応答せよ 巨大ロボット、ジェノバ

    Posted by ブクログ

    何とか2010年のうちに読めた。ほんとはこのままロフトプラスワンに直行したいけれど、体調を考えて自重。小説に限らず、本を読んでいて涙が流れたのははじめてかもしれない。鳥肌が立ったり、呼吸が乱れたことはあったけれど。今年読んだ現代日本小説では、これか高橋源一郎『「悪」と戦う』がベスト1。

    0
    2011年01月02日
  • あーしはDJ

    Posted by ブクログ

    過去の日記とそれに注釈を加えていく構成は、リスナーからの手紙を読み上げるDJのようで、この本自体がラジオ番組みたいだと思った。

    著者は徹底してロマンチスト。
    「喫茶店のウェイトレス」に感銘を受けた。綾波レイの話もよかった。

    コロナ禍の日記では何度も、死んでたまるか、と出てくる。そして自身があわや死ぬかもしれない病気をしたことで生と死についての発言に説得力が増している。

    優しい人なのだ。

    本編はとてもよかった。
    が、杉作J太郎が考えたこともそうだったが、あとがきがだらだらしていて、雰囲気も本編と違うし、あまりよくない。読み終えて微妙な気持ちになってしまう。本編はとてもいいだけに惜しい。

    0
    2024年10月29日

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