川久保勝夫の作品一覧
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
「ドーナツとマグカップが同じ」というフレーズで有名(?)なトポロジー概念のお話。
ある特徴を保ったままであればいくらでも変形できるというのがトポロジーの基本。なかなか想像しづらいが、「鉄道の路線図」がそれだと言われるとなるほど確かに腑に落ちる。駅の並びや乗り換え箇所があっていれば、実際の地図とは似ても似つかない配置になってもそれは路線図として機能する。
しかしいったん腑に落ちたものも三次元へ高めるとまたよくわからなくなる。私は専門家ではないので(というのを免罪符にしてよいのか自信はないが)、完全にマスターするのはとりあえず先送りにして、トポロジーがみちびく不思議な世界観というのを楽しむようにしている。
トポロジーは図形やグラフを扱うが、「ある特徴を保ったまま変形して合致するなら同じものである」という概念は、もっといろいろなことに適用できるような気がする。ある種の議論をするときに、「それとこれとは話が違う」などという指摘が出ることもあるが、それらは本当に違うのだろうか、ある種のルールに沿って変形したら同じことなんじゃないか、見たいに感じることが私はよくある。
ただ「ある種のルール」は勝手に決めてよいわけではなく、何か合理的な、抑えるべき要点というものがあるはずで、それがトポロジーを眺めていると見えてきそうな気がするのである。
トポロジーの本はまだこれで二冊目なので、もっといろいろ読んで、ふんわりとトポロジー概念を楽しみたいものである。