平戸萌の作品一覧
「平戸萌」の「私が鳥のときは」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「平戸萌」の「私が鳥のときは」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
なんだろう、この読後感は・・
1話目、バナミというふざけた名前の、ふざけた(感じの)女性が出てきて、なんだなんだ??とやや不快に思いながら読み進めていくと、彼女の内面にグッと近づけるラスト周辺でパッと散ってしまい・・
そして2話目、場面は一転、気づくと彼女が中学生だったころの日常にいる。毎日が活気にあふれ、みずみずしい。こちらのバナミを追っていくと、いい大人になってからのバナミの行動が少しずつ理解できるようになり、バナミが好きになってきている自分に驚かされる。
感動!!とかじゃないのに、読み終わった後、気づくといろいろな場面を思い返している自分がいる。なんというかじわじわくる1冊。タイト
Posted by ブクログ
受験生の蒼子がいる家に母が連れてきたのは、母の職場の同僚で、母よりだいぶ若い、余命わずかなバナミ。
そのバナミと過ごした一夏のお話と、バナミの中学時代のお話の2篇を読むことができる。
はじめは、図々しくて言動に幼さがあるバナミに対して、蒼子がイライラする様子に共感しながら読んでいた。
でも読み終える頃には、序盤と感想が一変する。
お母さんが多くを語らずバナミを連れてきたことや、バナミが図々しいこと。
100均のマニキュアに泣いて喜んだ理由や、バナミが命懸けで息子にわかって欲しいこと。
わかる情報が増えていくにつれ、そしてバナミの生い立ちや、人間関係が複雑な普通の中学時代を送っていたこと