平戸萌の作品一覧

「平戸萌」の「私が鳥のときは」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 私が鳥のときは
    4.1
    1巻1,815円 (税込)
    「さらわれてきちゃった」。中3の夏、蒼子の家に突然やってきたのは、余命わずかのバナミさん――。第4回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞した傑作青春小説。書き下ろし長篇も収録。 朝倉かすみさん、久美沙織さん、柚木麻子さん絶賛! 第4回氷室冴子青春文学賞・大賞作、 書き下ろし長篇を加え待望の書籍化! 中三の夏休み、蒼子の母が元同僚で余命わずかのバナミさんをさらってきた。なんでうち。なんで今。腹を立てる蒼子だったが、ひょんなことから一緒に受験勉強に励むようになり――受賞作「私が鳥のときは」 英語の授業は気づまりだし、部活は基礎練ばかり。「社会」というもののハードさに気づきはじめた、中一のバナミと友人たち。夏休み、お屋敷に暮らす老婦人・英子さんと出会って――書き下ろし長篇「アイムアハッピー・フォーエバー」 少女と元少女たちに訪れた、奇跡のような夏の物語。 軽やかに瑞々しく、世界をあざやかに変える、傑作青春小説、誕生!

ユーザーレビュー

  • 私が鳥のときは

    Posted by ブクログ

    なんだろう、この読後感は・・

    1話目、バナミというふざけた名前の、ふざけた(感じの)女性が出てきて、なんだなんだ??とやや不快に思いながら読み進めていくと、彼女の内面にグッと近づけるラスト周辺でパッと散ってしまい・・

    そして2話目、場面は一転、気づくと彼女が中学生だったころの日常にいる。毎日が活気にあふれ、みずみずしい。こちらのバナミを追っていくと、いい大人になってからのバナミの行動が少しずつ理解できるようになり、バナミが好きになってきている自分に驚かされる。

    感動!!とかじゃないのに、読み終わった後、気づくといろいろな場面を思い返している自分がいる。なんというかじわじわくる1冊。タイト

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    2024年10月27日
  • 私が鳥のときは

    Posted by ブクログ

    受験生の蒼子がいる家に母が連れてきたのは、母の職場の同僚で、母よりだいぶ若い、余命わずかなバナミ。
    そのバナミと過ごした一夏のお話と、バナミの中学時代のお話の2篇を読むことができる。

    はじめは、図々しくて言動に幼さがあるバナミに対して、蒼子がイライラする様子に共感しながら読んでいた。

    でも読み終える頃には、序盤と感想が一変する。

    お母さんが多くを語らずバナミを連れてきたことや、バナミが図々しいこと。
    100均のマニキュアに泣いて喜んだ理由や、バナミが命懸けで息子にわかって欲しいこと。

    わかる情報が増えていくにつれ、そしてバナミの生い立ちや、人間関係が複雑な普通の中学時代を送っていたこと

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    2024年10月20日
  • 私が鳥のときは

    Posted by ブクログ

    とっても好みです。
    英子さん、モリー素敵
    バナミさんも良い。
    バナミさん(15歳)、蒼子とお母さんのその後のお話を読みたいです。

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    2024年10月06日
  • 私が鳥のときは

    Posted by ブクログ

    読み進めていくうちにバナミさんが、好きになっていく。
    最初は、「図々しくて無神経な、、、。」ってイライラしてたのにwww
    「《私が鳥のときは、私は自由に空を飛びます》」
    なんて、バナミさんらしい。
    と思ったのはアタシだけではないはずよね?

    ☆私が鳥のときは
    ☆アイムアハッピー・フォーエバー

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    2024年05月18日
  • 私が鳥のときは

    Posted by ブクログ

    とてもいい作品。「私が鳥のときは」は特に秀逸。バナミの人生を亡くなった後に追うのは野暮だし、心配になったけど、美しいところだけ描かれてホッとする。

    0
    2024年05月11日

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