私が鳥のときは

私が鳥のときは

小説・文芸
1,815円 (税込)

9pt

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「さらわれてきちゃった」。中3の夏、蒼子の家に突然やってきたのは、余命わずかのバナミさん――。第4回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞した傑作青春小説。書き下ろし長篇も収録。

朝倉かすみさん、久美沙織さん、柚木麻子さん絶賛!
第4回氷室冴子青春文学賞・大賞作、
書き下ろし長篇を加え待望の書籍化!

中三の夏休み、蒼子の母が元同僚で余命わずかのバナミさんをさらってきた。なんでうち。なんで今。腹を立てる蒼子だったが、ひょんなことから一緒に受験勉強に励むようになり――受賞作「私が鳥のときは」

英語の授業は気づまりだし、部活は基礎練ばかり。「社会」というもののハードさに気づきはじめた、中一のバナミと友人たち。夏休み、お屋敷に暮らす老婦人・英子さんと出会って――書き下ろし長篇「アイムアハッピー・フォーエバー」

少女と元少女たちに訪れた、奇跡のような夏の物語。
軽やかに瑞々しく、世界をあざやかに変える、傑作青春小説、誕生!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • タイトル
    :
    私が鳥のときは
  • タイトルID
    :
    2030611
  • ページ数
    :
    336ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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私が鳥のときは のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なんだろう、この読後感は・・

    1話目、バナミというふざけた名前の、ふざけた(感じの)女性が出てきて、なんだなんだ??とやや不快に思いながら読み進めていくと、彼女の内面にグッと近づけるラスト周辺でパッと散ってしまい・・

    そして2話目、場面は一転、気づくと彼女が中学生だったころの日常にいる。毎日が活気にあふれ、みずみずしい。こちらのバナミを追っていくと、いい大人になってからのバナミの行動が少しずつ理解できるようになり、バナミが好きになってきている自分に驚かされる。

    感動!!とかじゃないのに、読み終わった後、気づくといろいろな場面を思い返している自分がいる。なんというかじわじわくる1冊。タイトルも装丁も読後に見ると輝きを増しているように見える。自分が年を取ったからかもしれない。だれの人生にもその人だけの物語がある、なんて、どう言葉を紡いでも陳腐になってしまうのがもどかしいけれど・・今この本に出会えてよかったです。次作に期待します。

    0
    2024年10月27日

    Posted by ブクログ

    受験生の蒼子がいる家に母が連れてきたのは、母の職場の同僚で、母よりだいぶ若い、余命わずかなバナミ。
    そのバナミと過ごした一夏のお話と、バナミの中学時代のお話の2篇を読むことができる。

    はじめは、図々しくて言動に幼さがあるバナミに対して、蒼子がイライラする様子に共感しながら読んでいた。

    でも読み終える頃には、序盤と感想が一変する。

    お母さんが多くを語らずバナミを連れてきたことや、バナミが図々しいこと。
    100均のマニキュアに泣いて喜んだ理由や、バナミが命懸けで息子にわかって欲しいこと。

    わかる情報が増えていくにつれ、そしてバナミの生い立ちや、人間関係が複雑な普通の中学時代を送っていたこと知ることで、何気なく読んでいた部分がとても意味を持ったシーンに変わってくる。

    「死」が常に隣り合わせなバナミが物語の中心にありながらも、重々しかったり、暗すぎると感じることはなく、読みやすかった。
    読み手の経験によって、心に残る箇所や、物語の感じ方が変わるような内容だと思うので、幅広い世代が楽しめる1冊だと思う。

    0
    2024年10月20日

    Posted by ブクログ

    とっても好みです。
    英子さん、モリー素敵
    バナミさんも良い。
    バナミさん(15歳)、蒼子とお母さんのその後のお話を読みたいです。

    0
    2024年10月06日

    Posted by ブクログ

    読み進めていくうちにバナミさんが、好きになっていく。
    最初は、「図々しくて無神経な、、、。」ってイライラしてたのにwww
    「《私が鳥のときは、私は自由に空を飛びます》」
    なんて、バナミさんらしい。
    と思ったのはアタシだけではないはずよね?

    ☆私が鳥のときは
    ☆アイムアハッピー・フォーエバー

    0
    2024年05月18日

    Posted by ブクログ

    とてもいい作品。「私が鳥のときは」は特に秀逸。バナミの人生を亡くなった後に追うのは野暮だし、心配になったけど、美しいところだけ描かれてホッとする。

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    氷室冴子青春文学賞大賞受賞作の表題作があまりに良すぎて、かつとてもさらっとした終わり方だったので書き下ろしの方の「アイムアハッピー・フォーエバー」を読むのを少し躊躇いました。でもそっちもすごく良かった。両作ともに氷室冴子よりも氷室冴子でした(語彙力)。

    日本の中学で英語を習ったなら誰でも必ず通るあれがタイトルと関連しているのも良かったな。なんならそっちが正しいのではとも思いました。

    オススメです。

    0
    2024年01月15日

    Posted by ブクログ

    スピンオフのほうになりますが、こういう中学生がいい意味でみんなで企むのが、一番小説読んでいて心地いい。

    0
    2023年12月31日

    Posted by ブクログ

    感想で1作目と2作目のバナミが同じだと言っている人がいるが、私は別人だと思った。
    1作目よりも2作目の方が面白い。
    1作目は突然家に病気の知らない人が、しかもそこそこ無神経な人がいたら家族はたまったものじゃないだろう。そこから読むのがつらかった。
    2作目は面白かった。
    私もテニス部だったので部活での苦労がわかったし、英語教師との終わり方も良かった。中学生の悩みと苦労と熱量がよく伝わってきて読んでいて気持ちよかった。

    0
    2026年01月14日

    Posted by ブクログ

    病人の描写が凄すぎて、息を詰めて読んだ。
    いじめや虐待もさらっとした突き放したような書き方が逆に問題を際立たせてる。
    「私が鳥のときは」というタイトルも秀逸。

    短編2作目は1作目の続編かと思って読んだが、主人公の名前が同じなだけで、関係ないのかな。(1作目のバナミは友達がいたことないって言ってたから)
    少女小説っぽい書きっぷりだけど、重いテーマが潜んでた。バナミの生い立ちと、達観したようなある意味ののんきさが妙にリアル。バナミ、長生きしてほしい。と願わずにはいられなかった。

    0
    2024年11月26日

    Posted by ブクログ

     平戸萌さん。本作以前に別名義によるすばる文学賞最終候補歴? でも本書がデビュー作で、変な(?)日本語・英語タイトルの2編が収録されています。
     中学生女子の、諸々の事情や家族の垣根を超えた、ひと夏の絆の物語です。万人におすすめしたいと感じましたが、特に、中・高生の女の子、親御さんに読んでほしいと思いました。

    ◯『私が鳥のときは』
     (氷室冴子青春文学賞大賞受賞作)
     読み始めこそ、思春期中学生女子特有のイライラなど、その接し方の難しさから共感しにくい印象でしたが、(少々無理ある設定もあり)物語は思いがけない方向へ展開していきます。
     いじめ、虐待、不登校、余命宣告などの背景が徐々に明かされつつ、世代も境遇も異なる女性4人が、不足部分を補い合いながら共生していくのでした。
     どんなにマンネリで惰性的な家族でも、異質な人が加わることで波紋が広がります。どうしても変化が起こりますが、寛容と受容をもてたら、新しい可能性が開けるような気がしました。
     そういう意味で主人公・蒼子の家は、まるで、問題を抱えた人たちのシェルターのようです。
     蒼子も、最初の印象を覆し、実にいい子でしたし、瑞々しい筆致でとても爽やかな読後感でした。ただ、父親たちはまるで登場せず、その存在感・責任ゼロなのはあり得ないし、残念‥。

    ◯『アイムアハッピー・フォーエバー』(書き下ろし)
     蒼子の母の元同僚で、余命わずかの「バナミさん」が中学生だった頃の物語です。表題作を読んだ直後なので、バナミさんのどんな過酷な過去が明かされるのかと思ったのですが、思いの外普通に青春していて、逆にホッとし救われた気がします。
     しかしながら、幼稚園時代に両親を事故で亡くし、マナミという本当の名を封印して、健気に頑張ってきたのでした。人は、いろんな事情を抱えていても、誰かへの憧れが今の自分を形作っている、ということはあるのでしょう。
     配慮という名の勝手な傲慢さで接するよりも、全くフラットな状態で関わる方が、対等な関係が築けそうです。難しいでしょうが‥。

     この2編の、2人の中学生時代の物語は、いつの時代にも共通するように、眩しくも脆く、ほろ苦いものでした。それでもこの爽やかさは、鬱屈した日々にも、何か小さな奇跡を運んでくれるかもしれない、と錯覚させてくれる心地よさでした。

    0
    2024年08月21日

私が鳥のときは の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • タイトル
    :
    私が鳥のときは
  • タイトルID
    :
    2030611
  • ページ数
    :
    336ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • 【閲覧できる環境】
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