髙田充の作品一覧
「髙田充」の「今日も私は、ひとつの菓子を」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「髙田充」の「今日も私は、ひとつの菓子を」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
Posted by ブクログ
「青天」と連続して読んだので、何をこの歳で私はいまさら青春小説読んでるんだとやや苦笑いしてしまった。
でも、面白かった。
たいした展開はないし、登場人物の描写も実に薄いのだが、描かれている京都の和菓子店の世界が圧倒的で、びっくりさせられる。私の大好きな「銀二貫」の寒天づくりの場面なんかを思い出して、身震いしてしまう。
そう、「青天」と同じように、和菓子作りの世界も、実に体育会的なのだ。
信じられないほどの、筋トレ的作業。
そして、出来上がるのは繊細な芸術作品。
なのに、味までよくなくてはならないという「無理ゲー」状態。
そう考えると、京大卒の若き主人公がいかに適任なのかということに気づく。
我々が日本という国に生まれて幸せだと思う瞬間の一つを支えているのは、おそろしいほど現実離れしたの職人の世界なのだと改めて畏敬の念を抱く。
たいした努力も技術もなく、小手先のマーケティングで利益を得ようとするビジネス・人が多い現代社会。
この本に描かれている人々のような、地に足がついた生活がしたい。心から思ってしまった。
Posted by ブクログ
舞台は古都京都 ───
主人公 宮本雄司は和菓子が人一倍大好きな京大卒のカーディーラー。
恋人との別れをきっかけに“自分の好きなことをしたい”と、職人の世界へ飛び込みます!
飛び込んだ先は京都一の和菓子の名店✨
鬼のような昔気質の頑固な大将と真反対な性格の柔和なおかみさんが守り継ぐお店でした。
今まで和菓子を作ったことない主人公が一つ一つ困難を乗り越え、職人として成長していく物語です!
:
本文の
『この道を進む者は前の世から受け継ぐ覚悟と、後の世に譲り渡す責務がある。』
という言葉にグッときました。
職人さんならもっと沢山の想いが響くのではと考えさせられます。
:
テンポの良い展開と繊細な世界観の描写が、読んでいてとても心地良かったです☺️
分厚い単行本でしたがあっという間に読み終えてしまいました!