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  • とんかつ屋のたまちゃん
    3.7
    1巻1,463円 (税込)
    昔の記憶って、いったん思い出すと、どうして止まらなくなるのだろう――。 実家は、元花街、東京・尾久のとんかつ屋「どん平」。 話題作にひっぱりだこの個性派俳優が綴る破天荒な家族と愉快な街の記憶 話題の映像作品や舞台で鮮烈な印象を残す俳優の安藤玉恵さんの実家は、元花街、東京・尾久のとんかつ屋「どん平」。阿部定事件が起きた尾久三業通りの待合茶屋は、「どん平」から20メートルくらいのところ。一家の大黒柱だった祖母、放蕩する祖父、数々の地元の伝説を持つ父、太宰治好きで、ファンキーで臥せがちな母、そんな母を一緒に看病した兄。まわりにはいつも商店街の人たちがいた――。若手芸人が小学校の通学路で稽古し、着物を着たお姉さんが歩いていた時代、昭和の最後のほうの話。 なつかしくて、おかしくて、バカバカしいのに、涙が出ちゃう。そんなノスタルジックな感情を呼び起こす名エッセイ。

ユーザーレビュー

  • とんかつ屋のたまちゃん

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    俳優安藤玉恵のエッセイ集。そんなに歳変わらないのに、ご両親が高齢なのか、下町育ちのせいなのかめっちゃノスタルジーを感じる。かつ愛に溢れていて、寅さんとかよんでる気分になる。

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    2025年07月20日
  • とんかつ屋のたまちゃん

    Posted by ブクログ

    あったまる感じ。
    たまたま、あらかわ遊園に自転車で行き。
    雰囲気いーなぁって思う尾久、西尾久‼︎

    こんなとこに鉄塔の列。
    宮前商店会も、なぜか通り。
    しっかりしたお店と、感じた『どん平』を見た‼︎
    そのすぐあとで、手にした本書。
    モノすっごくよかった。
    尾久が花街だったって⁉︎初めて知り。
    三業地という言葉を学びました。

    商店会から、家族の話。
    尾久弁。

    あーっという間に読めちゃって。
    また、読み返しております。

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    2025年12月01日
  • とんかつ屋のたまちゃん

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    著者の背景を知って増々、好きになった。
    いつかファミリーヒストリーでやってくれないかな。
    特にお母さんの妹たち(著者からすれば叔母)の人生にも興味あるわ。
    18歳から同じ会社で定年後も週に数回出勤で80歳までやっていたというMバーバ。
    優しくエレガントで忙しい母親に代わっていろんなとこに連れていってくれたTバーバ。18歳で出会った
    一回り以上年上の既婚者のDさんと60年を超えて一緒にいること。魂が出会ってしまったと著者が表現する。
    そして著者の母だよ。
    元々は文学少女で出版社に勤めていたのに、とんかつ屋どん平に嫁いで店のこと、育児、大家族の世話を一手に引き受けて晩年は入退院を繰り返していたそう

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    2025年10月21日
  • とんかつ屋のたまちゃん

    Posted by ブクログ

    家族とか下町とか親戚、隣人、、こんなふうに人と関わり生きて来れたらと憧れの気持ちで読みました
    こういう生き方をすると人情って生まれるのかなと

    安藤玉恵さんという女優さんがどんな場所でどんな人と育ったかというエッセイ

    あまりエッセイって好きじゃないけど小説のようにスッと入ってきました

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    2025年10月17日
  • とんかつ屋のたまちゃん

    Posted by ブクログ

    【探偵はバーにいる】で初めて意識した俳優さんの 小さい頃の思い出がいきいきと書かれたエッセイ…

    商店街にあるとんかつ屋さんがご実家。
    登場人物に彼女の愛が詰まった文章に一気に読めました。

    0
    2025年09月24日

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