作品一覧

  • オウマガの蠱惑
    3.0
    1巻1,540円 (税込)
    “大人になるまで見てはいけない” 九州北部の限界集落、朽無村。 廃村に近いその村に、たった一人、娘が静かに暮らしていた。 村のお社に祀られる“シラカダ様”という異形の神、 サトマワリという謎の慣習、突如消えた一家。 娘が隠してきたのは、代々伝わる異端の信仰と、 村を襲った忌まわしい悲劇の記憶だった。 辺境の集落に潜む悍ましきモノとは―。
  • 怪異ー百モノ語ー 僕が君に語りたい百の怖い話
    3.4
    1巻1,892円 (税込)
    ”モウドウニモナラナインダッテ” ――気付けば巻き込まれている 「見切れ幽霊」「廃墟の仏壇」「トイレの○○さん」「捲れたポスター」「スズリバコ」などなど 語り手が収集した場所も、時間も、怖さも全く異なる百の怖い話。 そして断片的に語られる語り手が体験した出来事。 それが一つの像を結ぶとき、君が出会うものとは――。 第9回カクヨムWeb小説コンテスト <ホラー部門>特別賞を受賞した椎葉伊作による、口語口調の百の怪談ショートショート集!  1話 見切れ幽霊 2話 瞬間の幽霊 3話 降りてくる死体 4話 無人のダム 5話 廃墟の仏壇 6話 家鳴り 7話 ガラケーの画面から 8話 ドアノブの異音 9話 白いシャツ 10話 発端 11話 藁と釘 12話 見られたくない 13話 忌み数 14話 錦鯉 15話 生霊の行方 16話 視線の気配 17話 手作りの石垣 18話 泥の足 19話 天井からする音 20話 親友の家 21話 踏切の供え物 22話 ビルの風 23話 窓の子供 24話 赤レンガの呪い 25話 カーナビ 26話 現在地 27話 骨壺 28話 換気扇の網目 29話 ボールプール 30話 すれ違い 31話 線香の様な臭い 32話 咳の音 33話 ソロキャンプ 34話 揺れる背中 35話 体育館の夢 36話 溝の女 37話 掴まれるトイレ 38話 焼却炉のおまじない 39話 染みの形 40話 親友の行方 41話 埋めた犬 42話 視線の先 43話 おしゃべりインコ 44話 コックリさんの正体 45話 恨みの念 46話 流れ着くもの 47話 台風の海 48話 花投げの儀 49話 水の跡 50話 親友の声 51話 埋まっているトンネル 52話 トンネルの人影 53話 体育倉庫の声 54話 幽霊の姿 55話 冷蔵庫の中身 56話 トイレの〇〇さん 57話 三番目の個室 58話 認識できない姿 59話 防空壕の奥 60話 再会 61話 山のジュース缶 62話 成れの果て 63話 赤い実 64話 やまびと 65話 枯れ井戸の山 66話 上司の卒アル 67話 イヤホンのノイズ 68話 チャンネル 69話 レーダー 70話 豹変 71話 真夜中の来客 72話 もう一人の彼氏 73話 影の正体 74話 恩師の顔 75話 ピザ 76話 歩道橋の女の子 77話 ラジカセの声 78話 捲れたポスタ 79話 二人死んだ部屋 80話 懺悔 81話 菊の間 82話 リビングの姿見 83話 廃墟の人形 84話 首の写真 85話 アカイさん 86話 大小の手形 87話 半年もたない部屋 88話 火葬場の絵 89話 小さな人間 90話 友情の果て 91話 ユリエ 92話 水底の祠 93話 井戸の災い 94話 魔窟のビル 95話 守護霊の仕業 96話 水と化して 97話 義母と柿の木 98話 鬼のミイラ 99話 スズリバコ 100話 百モノ語 椎葉伊作(しいばいさく) 『オウマガの蠱惑』にて第9回カクヨムWeb小説コンテスト <ホラー部門>特別賞を受賞し、同作でデビュー(KADOKAWA刊)。田舎を舞台にしたホラーやミステリを多く発表している。虫や水辺の生き物が好き。 ※この商品は固定レイアウト型の電子書籍です。 ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※お使いの端末で無料サンプルをお試しいただいた上でのご購入をお願いいたします。

ユーザーレビュー

  • 怪異ー百モノ語ー 僕が君に語りたい百の怖い話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    百物語の一つ一つがほぼ孤立して読みやすかった!

    終始、主人公男性の語り口のみで進んでいくため
    各物語に集中して読み進められる。
    また、主人公視点の怪異に対する疑問などが
    端々に投げかけられている部分は、
    個人的にも考えるきっかけとなり興味深かった!

    最後はまさかのエイリアン的怪異で驚愕ッッ
    主人公が語っている相手は、
    読者ではなくしっかり聞き手がいたんだね。

    書き下ろし短編は、ある意味ハッピーエンドで、
    ホラーとしては珍しいかもと思いつつ楽しめた!
    しかも、祓う方々のキャラがかなり好みで、
    シリーズ作品として祓っていくストーリーを
    読んでみたいなぁ〜と思うのであった…!!!






    0
    2025年05月28日
  • 怪異ー百モノ語ー 僕が君に語りたい百の怖い話

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

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    実話怪談がこの中にひとつ紛れているそうだ。
    最初は百物語を普通に行っていると思いきや、途中の主人公目線が徐々におかしくなっていくので普通の語り部ではないと分かってくる。そこがゾワゾワしつつ、何が起こっているのかページをどんどんめくるしかない。
    印象深いはなしは『やまびと』『捲れるポスター』『水底の祠』で特に作者さんも後書きに書かれているように『捲れるポスター』はじわじわした怖さある。壁を伝ってポスター捲って後ろからのぞき込む女とか怖いしかないやん!ってなる。一話のみ実際に経験したはなしって、百話も怪談を重ねたらホンモノが紛れ込むのでは??とやはり考えてしまうし、怖い話が好きなひとが世の

    0
    2025年05月17日
  • 怪異ー百モノ語ー 僕が君に語りたい百の怖い話

    Posted by ブクログ

    私は最後の気持ち悪い感じ好きだけどなー。
    作中の相手に語りかける感じが若者前提だったからアラフォーの私は共感しかねた。アラフォーでも怖い話好きなんですw
    短い話の連続で読みやすかった。

    0
    2025年12月02日
  • オウマガの蠱惑

    Posted by ブクログ

    最初の導入は良かったけど、思ってた感じと違う展開になった。いくつか、他のホラー作品をおもいださせるようなシーンや言い方を良くしているけど、うーんっていうのもあった。
    でも、集落によくある話で頭には入ってきやすかった。

    0
    2025年10月04日
  • オウマガの蠱惑

    Posted by ブクログ

    因習村のホラー。まごう事なき因習村。
    構成が小学生の私と高校生の私という二つの時間枠で見た村として描かれているのが素晴らしい。子供の頃はとても素晴らしく美しく優しい人が沢山いる村、だったのが寂れつまらなく汚い村へと変わっている。私の成長でもあるし、時の流れでもあるし、因習と怪異のせいでもある。その対比がとてもホラーとしての雰囲気を味わえた。
    読者として読むときは私が大人になってからの村から始まるのがほとんどだったから。
    ただ幕間の文章に関しては、後半で構造の説明がされたにも関わらず騙されてしまったのは、地の文は信じてしまうからなのか、そんな不幸は訪れないと信じたかったからなのか。
    ラストの怒涛

    0
    2025年08月26日

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