遠藤浩二の作品一覧

「遠藤浩二」の「追跡 公安捜査」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 追跡 公安捜査
    4.6
    1巻1,870円 (税込)
    なぜストーリーありきの捜査は止まらなかったのか? 警察庁長官狙撃事件、大川原化工機事件にみる警察組織の‟失敗の本質" 不正輸出の濡れ衣で社長ら3人が逮捕されるも、初公判直前に起訴取り消し、その後の国賠訴訟では捜査員からの「捏造」発言も飛び出した大川原化工機事件、真犯人が名乗り出て、それを裏付ける客観証拠があったにもかかわらず、立件せず公訴時効を迎えた警察庁長官狙撃事件――。 警察庁公安部が捜査した、これら二つの事件に共通するのは、功(逮捕)を焦り、一度決めた方針を改めず、そのまま「失敗」の道へ突き進んだ点にある。本書では、期せずして公安が関わった二つの事件を追いかけることになった記者がその取材の一部始終を公開。そこで見えてきた権力の"失敗の本質"とはいったい何だったのか。

ユーザーレビュー

  • 追跡 公安捜査

    Posted by ブクログ

    大川原化工機の事件は、逮捕されその後起訴が取り下げられたことは認識していたが、その程度だった。その後あまりに不誠実な実態をNHKの番組を見て知り愕然としたし、この著者の記事も新聞で読んで注目していた。最近村木厚子さんが、刑事司法制度の闇を記した著作を出したこともあり、この本を読んでみた。結果、國松長官の件も含め、警察、検察への不信や憤りしか湧いてこない。そういう組織に居続けて、正気を保つことはかなり難しいだろうと思う。だからといって、正気の人が耐えられずに組織を辞めてしまうと、それはそれで組織のヤバさの濃度が上がる訳で。組織の自浄作用なんて、私の知る限りそうそう働かない。
    真実と正義を尊重しな

    0
    2026年06月03日
  • 追跡 公安捜査

    Posted by ブクログ

    司法の原則も組織の指名も忘れ、実直に仕事をすることもできない人間が跋扈していると思うと、強い怒りを感じる。

    0
    2026年05月13日
  • 追跡 公安捜査

    Posted by ブクログ

    こうやって普通に生きているだけでは全く知り得ない情報を表に出してくださったことに感謝です。
    組織ぐるみのイジメに怒りが湧きました。
    しかも自分の昇進のためって、、
    上司も揉み消そうとするのは過去同じ経験をしてのし上がったからなのかな?とか邪推をしておりました。
    公安の倫理観はどうなっているのでしょう、、

    0
    2026年02月15日
  • 追跡 公安捜査

    Posted by ブクログ

    国家権力の犯罪=大川原化工機事件の取材を通じて公安・検察・裁判所の共犯関係を暴く。
    何よりも無実(というかでっち上げ)の罪で逮捕され長期間勾留され、体調悪化で癌が発見されたにもかかわらず、保釈請求が認められず十分な治療を受けることがかなわず逝去された顧問の相嶋さんと家族の無念さは想像を絶する。
    公安の自分たちのでっち上げストーリーを十分に検証することもなく、立件に不都合な証拠や事実は隠滅し自らの組織と出世欲と保身にまみれた輩に権力を保持させることの恐怖と権力を抑制させるための有効な機関が不可欠と感じる。
    本来その役割をするべき検察も事件を立件する実績重視から人権を軽視した捜査手法がまかり通るこ

    0
    2025年09月21日
  • 追跡 公安捜査

    Posted by ブクログ

    警視庁長官狙撃事件と大河原化工機事件。警視庁公安部が犯した大きな過ちを取材したもの。
    警視庁長官狙撃事件において、公安部は一貫してオウム真理教」の犯行と断定して捜査を進め、時効を迎えたが、筆者は「真犯人の支援者」と接触し、また、別の見立てをしていた刑事部が結成した特命捜査班も取材、真犯人にたどり着いている。
    大河原化工機事件においては、国家賠償請求訴訟における現職警察官の「捏造」という証言を契機に取材を進め、公安部内部での力学も含め、冤罪事件の全容を描いている。
    筆者の取材による記事が裁判の証拠にも使われるほどの綿密な取材であり、ジャーナリズムにはこういった地道で社会的な意義のある調査報道を期

    0
    2025年08月13日

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