作品一覧

  • 世界の教育はどこへ向かうか 能力・探究・ウェルビーイング
    3.9
    1巻990円 (税込)
    デジタル化やグローバル化などの社会変化を背景に、世界各国が教育改革を加速させている。 本書は国連やOECD、ユネスコなどの国際機関、各国での議論を踏まえ、これからの教育を考察する。 新たな時代に求められる能力や主体性、ウェルビーイングとは何か。 各国が直面する教師不足や過重なカリキュラムへの対応策は。そして、日本に欠けている点とは。 一人ひとりの子供が尊重された、あるべき教育、学校の未来を探る。 ■ 目 次 ■ はじめに  序 章 変わる世界の教育  1 デジタル化の影響   2 「学力世界一」の交替   3 教師を取り巻く環境の変化  第一章 教育は何を目指すべきか  1 世界のパラダイム転換   2 国連が採択したSDGs  3 ウェルビーイングへの注目   4 人間重視に立ち返る  第二章 「主体性」を捉え直す  1 理想と現実のギャップ   2 そもそも共通理解はあるのか   3 国際的な視点から問い直す  第三章 子供たちに求められる「能力」  1 能力とは何か   2 「非認知能力」の重要性と落とし穴   3 能力を発揮する方向  第四章 「探究」の再検討  1 「総合的な学習の時間」の導入   2 前提としての方法論   3 成功するための条件  第五章 何をどこまで学ぶべきか  1 「広さ」と「深さ」のトレードオフ   2 問題の背景   3 見えてきた解決策  終 章 これからの教育はどこへ向かうか  1 ニュー・ノーマルの教育像   2 未来の学校はどうなるか  おわりに  主要参考文献

ユーザーレビュー

  • 世界の教育はどこへ向かうか 能力・探究・ウェルビーイング

    Posted by ブクログ

    様々なメディアの情報で日本の教育には課題が多いたいうイメージを持っていた。もちろん課題は多いが、世界にも共通する課題があること、日本の教育の成果を知ることができた。テクノロジーの進歩に後押しされて社会全体が大きく変化する中、教育がどう変わらないといけないのかを世界の動向とともにら学ぶことができた一冊。
    特に学びになったこと
    •世界的な教員不足と貧富の差による人材の流出
    •SDGsとウェルビーイングの共通点と差異
    •これから目指すべき主体性について(学力=業務での成果、ではない)
    •探究の方法を学びプロセスを回すこと

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    2025年08月29日
  • 世界の教育はどこへ向かうか 能力・探究・ウェルビーイング

    Posted by ブクログ

    実は教育の哲学、てか話題になってる教育にかかわる概念の分析。地味だけど、きれいごとですまさず、いろいろちゃんと考えててえらい。

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    2025年06月15日
  • 世界の教育はどこへ向かうか 能力・探究・ウェルビーイング

    Posted by ブクログ

    国連、OECD、コンピテンシー、探究、ウェルビーイング… 昨今の教育のキーワードを国内、国外の両観点から検討する。このあたりの知識が不足していたので、補うために読んだ。現場ではこのような言葉を推進する立場にあるので、活かしていきたい。

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    2025年03月16日
  • 世界の教育はどこへ向かうか 能力・探究・ウェルビーイング

    Posted by ブクログ

    世界の教育に対する認識や動きを知ることができてとてもためになった。
    また、読んだ後に世界の教育、そして日本の教育はどうあるべきなのか非常に考えさせられた。

    筆者は多様な組織での仕事を経験し、それぞれの立場での考えなどを理解しているからこその本書であると感じた。教育に対して俯瞰した視点を与えてくれる本だと感じた。

    何を重視する教育が良いのかはそれぞれの価値観が大きく関与するため、正解はないのだが、国として、教育水準を均等に保つには、どこかに比重を置いたカリキュラムを作る必要がある。しかし、昨今、問題や必要とされる能力が多様化してきているため、カリキュラムのオーバーロードが起きてきている。また

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    2025年07月24日
  • 世界の教育はどこへ向かうか 能力・探究・ウェルビーイング

    Posted by ブクログ

    現在の教育現場ではやることだけが無秩序に増えている疲労感が充満しているように感じている。本書は教育活動の足場は何かを再考させるための情報を提供してくれるものだった。

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    2025年07月14日

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