佐々木太郎の作品一覧
「佐々木太郎」の「コミンテルン 国際共産主義運動とは何だったのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「佐々木太郎」の「コミンテルン 国際共産主義運動とは何だったのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
共産主義の枠組みを支えるコミンテルンにフォーカスし、その歴史を追って行った本。
ソ連史、共産主義史、フォーカスすべき部分は多いがコミンテルンに焦点を合わせてつぶさに説明をしている本はなかなかないように思った。
またソ連やスターリンの立場から細かい粒度で世界大戦に向かうまでの歴史を捉えた内容も自分としては新鮮だった。1930年代から第二次世界大戦に向かう時代にコミンテルンは自己のアイデンティティを細かくアップデートしなくてはならずそのあたりの攻防は壮絶な印象だった。
またナチスやファシズムの台頭が第二インターである社会主義陣営に重なり合わさっていたという視点も自分にはなかったので勉強になっ
Posted by ブクログ
佐々木太郎「コミンテルン」(中公新書)
ロシア革命で生まれ第二次大戦まで存在した国際共産主義運動体であるコミンテルンの歴史。内容は面白いが話題が盛り沢山で錯綜しており話の筋がつかみにくい。ただ左翼純化路線と統一戦線路線の間で常に揺れ続け、多くの人が振り落とされてきたのは理解できた。
0. マルクスらは1864年に第一インターナショナルを結成した。第一インターが分裂・解消しマルクスも没した後、1989年に第二インターが創立された。さまざまな主張を持つ人たちのゆるやかな集まりだった。第一次大戦前には反戦を訴えていたが、戦争が始まると各国の運動体は自国の戦争を支持するようになった。
レーニンらが1