佐々木太郎のレビュー一覧

  • コミンテルン 国際共産主義運動とは何だったのか

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    共産主義、社会主義国のありようを理解するための、ひとつの有力な補助線になりそう。言い回しも格調がある

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    2025年04月10日
  • コミンテルン 国際共産主義運動とは何だったのか

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    共産主義の枠組みを支えるコミンテルンにフォーカスし、その歴史を追って行った本。

    ソ連史、共産主義史、フォーカスすべき部分は多いがコミンテルンに焦点を合わせてつぶさに説明をしている本はなかなかないように思った。

    またソ連やスターリンの立場から細かい粒度で世界大戦に向かうまでの歴史を捉えた内容も自分としては新鮮だった。1930年代から第二次世界大戦に向かう時代にコミンテルンは自己のアイデンティティを細かくアップデートしなくてはならずそのあたりの攻防は壮絶な印象だった。

    またナチスやファシズムの台頭が第二インターである社会主義陣営に重なり合わさっていたという視点も自分にはなかったので勉強になっ

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    2025年10月04日
  • コミンテルン 国際共産主義運動とは何だったのか

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    国際共産運動の成り立ちから衰亡までを丁寧に描いている。理想に反してソ連ファーストのための手段として変貌を迫られる過程がわかる。当時の日本との関係をもっと詳述してくれていたら理解がさらに進むかも。

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    2025年09月17日
  • コミンテルン 国際共産主義運動とは何だったのか

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    特に印象に残ったのは、共産主義が支持される為に、弱者の味方である演出をし、アインシュタインやロマン・ロランなど、著名で支持されている人からの応援をもらえるように画策する。これは今も変わらない。そして、多くの日本人が騙されている。
    これは一部だが、本書では、コミンテルンの全貌がよくわかる。ソ連とコミンテルンの関係なども書かれており、現代史の理解が深まった。

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    2025年08月24日
  • コミンテルン 国際共産主義運動とは何だったのか

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    佐々木太郎「コミンテルン」(中公新書)
    ロシア革命で生まれ第二次大戦まで存在した国際共産主義運動体であるコミンテルンの歴史。内容は面白いが話題が盛り沢山で錯綜しており話の筋がつかみにくい。ただ左翼純化路線と統一戦線路線の間で常に揺れ続け、多くの人が振り落とされてきたのは理解できた。

    0. マルクスらは1864年に第一インターナショナルを結成した。第一インターが分裂・解消しマルクスも没した後、1989年に第二インターが創立された。さまざまな主張を持つ人たちのゆるやかな集まりだった。第一次大戦前には反戦を訴えていたが、戦争が始まると各国の運動体は自国の戦争を支持するようになった。
    レーニンらが1

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    2025年05月04日
  • コミンテルン 国際共産主義運動とは何だったのか

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    ロシア革命以降、世界各国で共産主義政党が次々と誕生した。本書はソ連の指導者レーニン、スターリンの政策やボリシェヴィキ、メンシェヴィキがそれぞれ何を重視し、各国の共産党との関係などに触れている。

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    2025年03月29日