作品一覧

  • 17の鍵
    3.7
    1巻1,400円 (税込)
    早朝のベルリン大聖堂に、深紅の血が降り注いでいた。丸天井の下、頭上10メートルほどの位置に、女性牧師が吊り下げられていたのだ。通報を受けて殺人現場に駆けつけたトム・バビロン刑事は、信じがたいものを目撃する。被害者の首には、カバーに「17」と刻まれた鍵がかけられていた。それはかつて、トムが少年の頃に川で見つけた死体のそばにあった物と同じだった。鍵は10歳で失踪した妹が持ちだしていたのだが、なぜ今、ここに現れたのか。謎を追ううちに、トムは恐るべき真相を暴きだす。圧倒的スピードで疾走するドイツ・ミステリ!
  • 19号室
    4.0
    1巻1,496円 (税込)
    2019年2月。ベルリン国際映画祭の開会式場に悲鳴が響き渡った。オープニングで、女性が殺害される瞬間を撮った予定外の映像が上映されたのだ。金髪の女性が何者かに襲われ、大きな釘で心臓をひと突きされていた。しかも、彼女は市長の娘で女優の卵だと判明。映像はあまりにもリアルで、目出し帽の人物が上映を強要したという。トム・バビロン刑事は捜査を始めるが、相棒の臨床心理士のジータは、映像内の壁に残されていた「19」に自分との共通点を見つけて戦慄する。そして新たな惨劇が!『17の鍵』につづく、疾走感抜群のシリーズ第2弾。/解説=吉野仁

ユーザーレビュー

  • 19号室

    Posted by ブクログ

    『17の鍵』の続編、トム•バビロンシリーズ2作目。ベルリン国際映画祭の開会式で女性が殺される映像が流され、その女性は市長の娘であった。トム達は操作をはじめるが…
    2019年と過去の2001年の物語が交互に書かれ、何か心に傷を負っているようなであった相棒の臨床心理士ジータの過去も明らかに。
    ドイツが舞台のミステリーってどこかで必ず西と東の分断やナチの話は避けては通れないような。
    ラスト、あっと驚くこの人が?!というのと、そこで終わる?!というのは前作と同じか…
    続きが楽しみです。

    0
    2025年10月16日
  • 17の鍵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    個人的には2025上半期一番面白かった!

    ここが良い!
    ・細かいミスリード
    ・先が気になる構成、描写なので飽きがこない
    ・設定はシンプル王道なのに、楽しめる

    ここは好き嫌いありそう
    ・シンプル王道、長い
    ・殺害方法がえぐい
    ・最後の、犯人クリスティアン(ゼバスティアン)との対峙、戦闘描写が急に雑
    ・散りばめた伏線があり過ぎる
    ・ユーリ・サルコフとかいう日本翻訳版が出てない作者デビュー作の登場人物の謎クロスオーバー
    ・登場人物に魅力が、、、キャラクターで読ませる小説ではない

     ミスリードが上手。ヴィーは『アルプスの少女ハイジ』が大好きでぼろぼろ泣いたという過去の章の描写。本当に些細な描写で

    0
    2025年07月15日
  • 19号室

    Posted by ブクログ

    やや展開が冗長に感じる部分も否めないが、じっくりねっちり描いてくれるミステリは好みなので良かった。
    今回は前作よりもはっきりしたところがあったし、ここまできたら絶対にあと二作読みたいので翻訳なにとぞ。
    あんな引きをされて読めなかったら生殺し!!(笑)

    0
    2025年04月30日
  • 17の鍵

    Posted by ブクログ

    ドイツミステリの新シリーズ、めっちゃ面白かった。
    大聖堂で殺された牧師、「17」の鍵、主人公の刑事の行方不明の妹、かつての仲間、臨床心理士のバディ、精神病院の謎の患者……
    主人公のトム(刑事)の過去のできごとと現在起きている事件の章が交互に描かれ、謎が謎のままだいぶ引っ張られるしなんと完結しない(事件自体は一応終わるけど)。

    訳者あとがきによるとこのシリーズは四部作なので、連ドラでいう「ひとつの大きな謎」がずっと物語の底に通奏低音として流れているタイプのシリーズのようだ。たぶん。

    正直、発売直後にこの『17の鍵』をすぐに読まなくてよかったと思った。1ヶ月後に続編の『19号室』が出て、わたし

    0
    2025年04月21日
  • 17の鍵

    Posted by ブクログ

    17の数字は私にとって縁のある数字。
    なので…どおしても17がでてくるのは手にとってしまう。

    さて本書については…ラストまで読んだがモヤモヤするのは仕方がない…次作以降になんらかの伏線なのか…4部作みたいだから全て読まないと評価は難しい。

    事件は魅力あるのだから4部作のラストに期待したい。


    全てそろえてから読んでみよう。


    ぜひ〜

    0
    2025年04月01日

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