藪本勝治の作品一覧
「藪本勝治」の「吾妻鏡―鎌倉幕府「正史」の虚実」「弁慶―創られた豪傑―(新潮選書)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
「藪本勝治」の「吾妻鏡―鎌倉幕府「正史」の虚実」「弁慶―創られた豪傑―(新潮選書)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
小説・文芸
Posted by ブクログ
<目次>
序章 弁慶という虚像~イメージと史実
第1章 義経像の生成~弁慶誕生の条件
第2章 五条の対決~「遊ぶ」あぶれ者の分身
第3章 勧進帳~「戯れる」逃避行の庇護者
第4章 立ち往生~「狂ふ」豪傑の自由の境地
終章 「室町ごころ」~弁慶と『義経記』生成の時代
<内容>
ほとんど架空の存在の「弁慶」。この人物がどのようにできたのか、主な舞台である『義経記』を中心にみていく。『義経記』は室町前期後半(1420年代)に成立しており、もともとは話芸として、声聞師や山伏、芸人たちの物語を束ねる形で生まれたという。この時代は「室町ごころ」(悪と自由のはざまを行く心)の時代で、南北朝を経て、世の中が正しい方向に行きかけた時代だという。その後応仁の乱を経て、また混沌の時代になり、「強さ」が正義のような時代を経て、江戸幕府が「秩序」を求める時代になっていくのだが…。ある意味、”中世”の最も”中世”らしかった時代、弁慶はその落とし子なのだという。
Posted by ブクログ
著者は言う「ある過去の事象に対して、当事者たちの証言が食い違う」吾妻鏡は北条氏顕彰方針の中、夢見等の怪異・不思議を混ぜてひとつの物語叙述の中に申し訳程度の歴史(時に虚偽を含む)がある前半、後半は最近の事柄故の生存一族に配慮がある故に、欠落又は事件を記述しない、しても無機質に事象を並べる体でつまらない後半部分という構成
正史を装い北条時頼を理想と見せる物語、忠臣を演出した一族の活躍報告書や神社仏閣の由来エピソード、貴族の日記等を切り貼りして分業で執筆をしたせいか、筆拙く着想が締め切りに間に合わなかったのか多くの欠落したセンシブな部分・・・面白い