作品一覧

  • 哲学史入門Ⅳ 正義論、功利主義からケアの倫理まで
    4.2
    1巻1,265円 (税込)
    第一人者との問答で流れと主要論点をつかむ、“まったく新しい哲学史入門”再始動! 第4巻のテーマは倫理学! 複雑極まる現代を、私たちはどう生きるべきか。何が正しく、何が許されないことなのか。アリストテレスからはじまり、ベンサム、ミル、カントを経て、ロールズ、ギリガン、マッキンタイア、ヌスバウム、ピーター・シンガーまで、主要な思想家・ジャンルを網羅。特別章では、アナキズムと倫理の深いつながりに迫る。問答形式で哲学を学ぶ面白さを伝える、ありそうでなかった決定版入門シリーズ!
  • ニコマコス倫理学(上)
    3.7
    1~2巻1,408円 (税込)
    自分のまっとうな努力で得た徳(アレテー)のみが人の真の価値と真の幸福の両方を決める。そして徳(アレテー)の持続的な活動がなければ人は幸福ではない。と考えたアリストテレス。上巻では幸福とは何かを定義し、勇気と節制、正義、また気前の良さ、志の高さなど、人柄の徳(アレテー)について考察する。若者が自分の人生を考え抜くための書物、倫理学史上もっとも重要な古典です。
  • エウデモス倫理学(上)
    4.0
    1~2巻1,540~1,650円 (税込)
    アリストテレスの真作であることが確立され、近年、その評価、価値が高まっている『エウデモス倫理学』は、『ニコマコス倫理学』と並ぶアリストテレス倫理学の主著である。幸福について、また幸福のための徳について考察が進められ、その幸福を実現するうえで重要な「善美」の徳という「完全な徳」をどう身につけるかが議論される。『ニコマコス倫理学』とも重なる共通の部分とその相違、独自性について詳細な解説を付ける。

ユーザーレビュー

  • 哲学史入門Ⅳ 正義論、功利主義からケアの倫理まで

    Posted by ブクログ

    哲学史入門シリーズの最新刊。

    各シリーズ同様、倫理学の主要な理論の第一人者へのインタビューによるライブ感のある哲学史入門講座となっている。同時に、倫理学を学ぶことの意義を探究する構成だ。今回は倫理学がテーマであり、隣接する分野も含め功利主義、正義論、徳倫理学、ケアの倫理を扱う。

    特に徳倫理学が興味深かった。
    正直倫理学の中でも馴染みのない分野で、実際に比較的新しい学問分野であるという。
    要するに、功利主義や義務論などのように最大多数の最大幸福や規範への遵守という倫理の評価を外部へ依拠するのではなく、「徳」を備えた人格そのものに照準を当てる理論である。理想を追求する姿勢を感じられ、さわやかな

    0
    2026年04月09日
  • エウデモス倫理学(下)

    Posted by ブクログ

     共通する章を持ちながら、その結末から『政治学』の方へ誘導する『ニコマコス倫理学』とは異なり、人生の幸福を説いて終わる『エウデモス倫理学』は、その成立時期が争われているそうです。

     先に『エウデモス倫理学』をものしたアリストテレスが『政治学』へ導く必要性を感じて『ニコマコス倫理学』を顕わしたのか、『政治学』への発展を不要とする別パターンとして『ニコマコス倫理学』の後に『エウデモス倫理学』を顕わしたのか。
     『エウデモス倫理学』がアリストテレスの自作であることが明確になった今、先後が問われることとなったとのことです。

     いずれにせよ両者の顕わす価値はそれぞれにあるので、どちらも学べるのであれ

    0
    2026年03月29日
  • エウデモス倫理学(上)

    Posted by ブクログ

     2300年前の人に教えを乞うことができる喜び。
    万学の祖のアリストテレスは万人の師でもありました。まさにアリ師トテレス。

     幸せな人生とするために何を大切にし、どう生きれば良いかを教えてくれます。
     プラトン(ソクラテス)の対話編とはことなる緻密な論理構成は、近代哲学の素地となっています。

     シンプルで現実的。神に祈るのではなく自身の行動で人生を切り拓いて行く。これぞ哲学。

     素直に感動しました。迷った時に立ち戻りたい基地をもらったような安心感を得ました。

     わたしの推しは、アリストテレス♡
     アリストみのりと名乗りたいほど♡

    〔作品紹介〕
    アリストテレスの真作であることが確立され

    0
    2026年03月29日
  • ニコマコス倫理学(下)

    Posted by ブクログ

    上巻では人柄に関す徳の話が続いたが、
    下巻では下記の内容でバラエティに富んでいる。
    6章「知的な徳」7章「欲望の問題」
    8~9章「愛について」10章「幸福論の結論」

    6章では魂自身の性向として
    「技術」「学問的知識」「思慮深さ」「知恵」「知性」
    の五つの性向に分けてそれぞれ解説している。
    正しい行動のためには「思慮深さ」が必要だが、
    「思慮深さ」は全てを支配下に置くわけではなく、
    各々の性向は別物であるという結論を出している。

    7章では抑制のなさと快楽を追及して、
    抑制の無い人の快楽には苦痛が伴うが、
    美しいものを愛したり、立派な行動をしたり、
    という快楽には苦痛が伴わないと結論を出してい

    0
    2020年06月27日
  • ニコマコス倫理学(上)

    Posted by ブクログ

    アリストテレス先生「幸せって何だっけ」の巻

    「幸せとは何か?」というテーマの講義だが、
    早々に「徳に基づいた魂の活動」と結論を出している。

    徳とはある性向における中間性のことであるとし、
    例えば「勇気」なら超過すると「向こう見ず」になり、
    不足すると「臆病」中間が「勇気」であるとしている。

    「向こう見ず」は勇気に似ているが、
    必要の無い時は勇敢に振る舞い、
    本当に恐ろしいものに耐えられない。
    「勇気」は普段は穏やかだが、
    必要な時は恐れるべきものにも立ち向かう。
    「臆病」は恐れる必要の無いものでも恐れる。

    このように様々な性向に関して検証していっている。

    0
    2020年04月23日

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