仕事用。
半導体チップのエンジニアである著者による、各プロセスの半導体製造装置の構造・仕組み・来歴に関する専門書。
仕事で半導体業界に関わっているので半導体チップの大まかな工程や業界構造については知っているが、各プロセスや製造装置の詳細まで完全に理解しているわけではなかったので、体系的な知識を頭
...続きを読むに入れたいと思って読んだ。
半導体製造は今や完全なる設備産業であり、複雑な製造プロセスが半導体製造装置メーカが供給する装置によって自動化されている。
それぞれのプロセスで設計思想や制約条件、求められる機能が異なるので、これらを理解しておくことは重要である。
勿論、専門書なので専門用語が多く内容は簡単ではないが、丁寧に順を追って説明されるので比較的理解しやすかった。ちゃんと読めば置いていかれるようなことはないと思う。
もっと詳細な内容は深掘りできるが、今の職務上はこのレベルの理解で良いと思うので、本書の内容を反復してしっかり頭に入れたい。
また、半導体業界は特に技術発展のスピードが速いので、最新技術やキープレーヤーの動向には日々注視したいと思う。