【感想・ネタバレ】図解入門 よくわかる最新半導体製造装置の基本と仕組み[第3版]のレビュー

あらすじ

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半導体産業は、全世界で数十兆円の市場を形成している先端産業です。高性能で高額な半導体製造装置に負うところが多い産業のため、設備産業といわれています。本書は、半導体製造装置について、実際の製造現場を知らない人でも理解しやすいようにイラストや表を使ってわかりやすく解説した入門書です。半導体製造装置の種類や機能、それぞれの装置が半導体ファブ(工場)でどのように結びついているのかなど、最新情報がわかります。

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Posted by ブクログ


仕事用。
半導体チップのエンジニアである著者による、各プロセスの半導体製造装置の構造・仕組み・来歴に関する専門書。

仕事で半導体業界に関わっているので半導体チップの大まかな工程や業界構造については知っているが、各プロセスや製造装置の詳細まで完全に理解しているわけではなかったので、体系的な知識を頭に入れたいと思って読んだ。

半導体製造は今や完全なる設備産業であり、複雑な製造プロセスが半導体製造装置メーカが供給する装置によって自動化されている。
それぞれのプロセスで設計思想や制約条件、求められる機能が異なるので、これらを理解しておくことは重要である。

勿論、専門書なので専門用語が多く内容は簡単ではないが、丁寧に順を追って説明されるので比較的理解しやすかった。ちゃんと読めば置いていかれるようなことはないと思う。

もっと詳細な内容は深掘りできるが、今の職務上はこのレベルの理解で良いと思うので、本書の内容を反復してしっかり頭に入れたい。
また、半導体業界は特に技術発展のスピードが速いので、最新技術やキープレーヤーの動向には日々注視したいと思う。

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2023年08月29日

Posted by ブクログ

「よくわかる半導体プロセスの基本と仕組み」の姉妹書。本文中にしばしば前著を参照してほしい旨が記載されているが、体感としては8割方記載内容が被っている。本書の方が装置の構成に関する記載は詳しく、個人的にはその部分に学びが多かったため、こちらだけ読めば良いと思う。(逆に言うと、やや装置構成に関する記載はマニアックなので、シンプルに半導体プロセスを概観したい場合は前著の方が好適に思う)

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2023年06月07日

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