萬屋博喜の作品一覧
「萬屋博喜」の「SFマンガで倫理学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「萬屋博喜」の「SFマンガで倫理学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
とにかく面白かった。昔のものから最近の作品まで紹介し、その中のエピソードを倫理学、哲学の観点で、「何が善くて何が悪いのか」は読者の考えに委ねるという姿勢で解説している。「どんな話なんだろう」と、ドキドキしながら読み進めた。
タイトルは有名で知っていても内容は詳しく知らない作品で「そんな話だったんだ!」と驚き、ほぼ全作品読みたいと思ってしまった。本書で問われている「何が善いか悪いか」を超越した自然の深さを堪能してみたいと思うエピソードばかりだった。
難解な哲学書よりよほど分かりやすく、考えさせてくれる。と同時に普遍的なテーマであり、これらマンガの作者達には「よくそんな設定を考え、エンタメと
Posted by ブクログ
SF漫画を用いて倫理学への扉を開いてくれる一冊。
倫理学を学んだことがなくても、「そもそも倫理•倫理学とは何か」という初歩の初歩から平易な言葉で解説があるので、読みやすい。
「人間のクローンは許される?」や「なぜ自然を守らないといけないのか?」といった個別テーマの議論の出発的には『火の鳥』、『寄生獣』、『銀河鉄道999』、『攻殻機動隊』『進撃の巨人』などの比較的知名度のある作品が用いられており、作品を読んだことのある人には新たな視点を、読んだことのない人にも、一度読んでみたいなと思わせる議題が提示されている。
また、あくまで本書は倫理学の考え方やものの見方をSF漫画を通して解説し、あとは
Posted by ブクログ
(2024/10/25 3h)
目次に目を通した時点で豊富なSF漫画を取り上げているなと驚いたが、更に各章末に「読書案内」として数冊の漫画が紹介されていて著者の漫画見識の広さに腰を抜かした。
古典的名作のみならず、半数以上は最近の作品を取り上げていたりする。タイトルを知っている作品は半数、読んだことのあるものは数作だった。
いずれも、魅力的な解説つきで、読んでみたくなる。
倫理学と哲学をストーリーに結びつけていく過程は、知識が世界の楽しみ方を拡散していくさまが表れていて素敵だ。
特に本書は2024年に出版されたものであることから、コロナ禍における倫理(道徳)観についても取り上げており、