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  • SFマンガで倫理学
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    現代を理解するには、SF×倫理学が必要だ! SF作品には、現実より科学技術が発展した社会や現実とかけ離れた世界が描かれている。そういった物語を臨場感をもって体験することで、「人工知能が人間を管理することは望ましいのか」「ロボットと人間の境目はどこか」「なぜ環境を守らなければいけないのか」「差別はなぜ悪いのか」「パンデミック下の社会でどう生きるべきか」「不死ははたして望ましいのか」といった倫理に関する問いをリアルなものとして考えることができる。 また、生成AIの台頭、異常気象、不老長寿など、SFで描かれてきた世界が現実化しつつあるいま、SF作品を倫理学の視点で読むことは、現実に起こりうる問題を考えることでもある。日本には優れたSFマンガが数多くある。本書では21作品から、倫理学の問いを考える。

ユーザーレビュー

  • SFマンガで倫理学

    Posted by ブクログ

    差別、クローン、自然、不老不死などさまざまなテーマについて問いかけられていくので、どうして自分は「善い/悪い」と判断してるんだろうと考えさせられるし、題材にされている作品も読んだことない作品ばかりだったから興味が湧いてきた。明確な答えが提示されてないから、自分で考えたり、各章の読書案内から探したりできるので、倫理学の入門としてとてもいいと思う。

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    2025年01月15日
  • SFマンガで倫理学

    Posted by ブクログ

    とにかく面白かった。昔のものから最近の作品まで紹介し、その中のエピソードを倫理学、哲学の観点で、「何が善くて何が悪いのか」は読者の考えに委ねるという姿勢で解説している。「どんな話なんだろう」と、ドキドキしながら読み進めた。 

    タイトルは有名で知っていても内容は詳しく知らない作品で「そんな話だったんだ!」と驚き、ほぼ全作品読みたいと思ってしまった。本書で問われている「何が善いか悪いか」を超越した自然の深さを堪能してみたいと思うエピソードばかりだった。

    難解な哲学書よりよほど分かりやすく、考えさせてくれる。と同時に普遍的なテーマであり、これらマンガの作者達には「よくそんな設定を考え、エンタメと

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    2024年12月07日
  • SFマンガで倫理学

    Posted by ブクログ

    SF漫画を用いて倫理学への扉を開いてくれる一冊。

    倫理学を学んだことがなくても、「そもそも倫理•倫理学とは何か」という初歩の初歩から平易な言葉で解説があるので、読みやすい。

    「人間のクローンは許される?」や「なぜ自然を守らないといけないのか?」といった個別テーマの議論の出発的には『火の鳥』、『寄生獣』、『銀河鉄道999』、『攻殻機動隊』『進撃の巨人』などの比較的知名度のある作品が用いられており、作品を読んだことのある人には新たな視点を、読んだことのない人にも、一度読んでみたいなと思わせる議題が提示されている。

    また、あくまで本書は倫理学の考え方やものの見方をSF漫画を通して解説し、あとは

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    2024年07月24日
  • SFマンガで倫理学

    Posted by ブクログ

    これまであまりSFを読んでこなかったが、読み手を考えさせる作品があることは知っていた。それでこの作品を読んだ。「第3章 知能と設計の倫理」、「第4章 管理と自由の倫理」がよかった。
    大学の一般教養でとった倫理学の授業も、こういう切り口だともう少し前のめりになれただろうにと思った。

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    2025年05月08日
  • SFマンガで倫理学

    Posted by ブクログ

    (2024/10/25 3h)

    目次に目を通した時点で豊富なSF漫画を取り上げているなと驚いたが、更に各章末に「読書案内」として数冊の漫画が紹介されていて著者の漫画見識の広さに腰を抜かした。

    古典的名作のみならず、半数以上は最近の作品を取り上げていたりする。タイトルを知っている作品は半数、読んだことのあるものは数作だった。
    いずれも、魅力的な解説つきで、読んでみたくなる。

    倫理学と哲学をストーリーに結びつけていく過程は、知識が世界の楽しみ方を拡散していくさまが表れていて素敵だ。

    特に本書は2024年に出版されたものであることから、コロナ禍における倫理(道徳)観についても取り上げており、

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    2024年10月25日

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