コトバ編集室の作品一覧

「コトバ編集室」の「kotoba」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • kotoba 2022年冬号

    kotoba

    小説・文芸

    3.0
    46~65巻1,322~1,579円 (税込)
    独学の愉しみ 数学、哲学、語学、音楽etc.─カテゴリーを超え、書店やWEBは、 人々の向学心をくすぐる膨大な「独学アイテム」であふれている。 なぜ我々は学びたいのか? デジタルツールの進化により、 あらゆる知識が瞬時に引き出せる今、学ぶことの意味はあるのか? 様々な独学スタイルを考え、学びの魅力・意味をさぐる。 Part1 独学の真髄を味わう 読書猿/独学者を阻む薄い壁 吉田 武/独学とは再帰なり――選ばれし者から選びし者へ ウスビ・サコ/自力で学ぶ「自学」のすすめ 澤井康佑/大金不要、ネイティブ無用――独学最強の英語学習法 鎌田敬介/日本の「仕事人」をとりまく独学環境 志村真幸/独習者、南方熊楠の驚異の記憶力 青い日記帳/独学だからこそ身につく――いちばんやさしい美術鑑賞術 永江 朗/独学本のススメ Part2 私の独学、私と独学 佐藤 優/独学の秘訣――記憶を再現するためのノート術 柳川範之/苦しい学びは続かない 石塚真一/独学の漫画家、独学のサックスプレーヤーを描く 岡部恒治/社会人のための数学独学法 深川峻太郎/私はなぜ相対性理論を独学したのか 角幡唯介/冒険と独学 黒田有彩/宇宙飛行士になるための独学 特別再録/立花 隆 知的好奇心のすすめ 【kotobaの人】岡島喜久子 インタビュー あらゆる立場の人がフラットに話すことからイノベーションは生まれる 【kotoba Special】 田崎健太/いま一番聴きたい法話 「H1法話グランプリ」に寄せて 【連載】 大岡 玲/写真を読む 山下裕二/美を凝視する 水野和夫/資本主義の超克 橋本幸士/物理学者のすごい日常 大澤真幸/我々の死者(を超えて) 高橋秀実/ことばの番人 今尾恵介/珍名バス停探訪記 阿部公彦/日本語「深読み」のススメ 阿川佐和子/吾も老の花 大野和基/未来を語る人 葉月けめこ/時代うた――詞人のことば 高橋源一郎/失われたTOKIOを求めて 中野香織/スポーツとファッション おほしんたろう/おほことば 【kotobaの森】 著者インタビュー/北村紗衣 『批評の教室――チョウのように読み、ハチのように書く』 大村次郷/悠久のコトバ 山口 進/人は何を食べてきたか 町山智浩/映画の台詞

ユーザーレビュー

  • kotoba 2024年夏号

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「喫茶店と本」素晴らしいコンセプトだー。しかもやたらと分厚い。1550円とお手頃価格だし。
    自分も喫茶店では本を読む人なのでうってつけ。買った。

    しかし、近所のお気に入りの喫茶店は店主の体調不良とやらでずっと営業停止しており、別のモーニングを食べれるお店は普通に食堂で、それでも本は読むけどあんまり「喫茶店読書」感はなかったりしていて、最近あまり喫茶店読書を楽しめていないから、これを読んでもうらやましくなるだけなのではという気もした。

    更に自分でもなぜ喫茶店に惹かれるのがよく分かっていないし、そもそも自分でコーヒー淹れたらポットいっぱい作れてせいぜい100円とかなのに数百円払ってカップ一杯だけの苦い汁を飲む理由とは…ってたまに我に返ってしまうときはある。
    家で読書すれば無料なのに、家で読書が集中できないからわざわざ場所代を払って喫茶店で読書するという悪癖!その浪費が心地よいのかもしれない。
    ただ、空いてる喫茶店じゃないと周りが普通にうるさいし、お金を払ってまで、読書に集中できる環境を得る可能性が担保できないというギャンブルをしにいってるわけで、考えを整頓すればするほどなんでこんな趣味を持っているのかわからなくなる。

    この特集を読めば答えは出るのだろうか。

    と思いきや、喫茶店で本を読むとか、本屋と喫茶店がくっついてるというではなく、「喫茶店について書かれた本」が前半は多い気がした。喫茶店と文学って感じ。でもまあ、喫茶店と本に関する様々な文章が読めるので包括的に楽しめてむしろ良い。
    ただ気になる本が増えてしまって積み本が溜まるというのを全く想定していなかった。

    ・本編
    ルワンダを支援するカフェに関する話が、色んな意味で印象的だった。
    19歳の女性社長がクラファンで資金を集め、沖縄でカフェを開き、売上の5%をルワンダに寄付するという話。
    クラファンを見てみたところ、160万集まっていた。そしてカフェから寄付できる額が毎年50万ほどで、手数料など取られると25万ほどしか届かない、と。
    じゃあクラファンの額をそのまま寄付したほうが良かったのでは、と思ってしまった。まあ、それだったらそもそもクラファンが成功しないから無理なんだけど。

    できるだけ多くを直接届けたい、とルワンダの小規模農家と直接契約できないかと問い合わせたところ、「できるけど、その人たちは殺されるよ」というリアルすぎる返事。うーん、なんかもう農家を支援してなんとかなるというレベルではないのでは…
    なぜルワンダをそこまで支援するのかとは思いながらも、その行動力と実行力はすごいと素直に感心しながらも、なんか色々と思うところある内容だった。ってか、本関係ねぇ〜。

    ・その他諸々
    コメダ珈琲特集もあった。というか名古屋のモーニング特集というか。
    FC店は月額ロイヤリティが1500円x座席数。割合ではなく、店舗の規模で固定。
    確かにコメダの商品ひとつひとつは高いのだが、モーニングだけはドリンク一杯の値段でパンと卵などがつくという安さなのでファンが多いというのはわかる。そしてその常連が他の時間帯でも使ったり追加注文したりすることで総合的な使用金額を上げてくれるというシステム。というか、コメダに限らずモーニングが同じ理屈で提供されていると。

    ・喫茶店のルーツは室町時代の一服一銭
    更に江戸時代には水茶屋というのができた。これは茶屋が遊郭の客引き施設だったからそれと区別するための名前。
    カフェーと純喫茶の違いを彷彿とさせる。
    清水寺の茶屋も話題に出ていた。数年前に行ったわ。そんな歴史のある場所だったとは。
    ただ、茶屋と喫茶店は違う。茶屋は煎茶番茶、喫茶はコーヒー。
    でもどちらも日本人のお茶好きにマッチした、というか茶屋で培われたお茶好きが喫茶店で再来したというか。

    ・ブックカフェ
    本好きで情熱がある人がブックカフェを開き、その情熱と趣味力によって良い本が集まり、それに惹かれた読書好きたちが集まるという良いループしか起きてないやつー。羨ましい。店主も客も。

    ただ、それを実現する人たちは祖父母の代から古書店業を営み、いつか自分で店をやりたいから法学部に進みMBA取得のために留学するためにお金も貯め…という計画性しかない人だったり、昼は営業をしていて夜は時間があるからという理由で夜型のブックカフェを開くという、いつ休むねんという人だったりと、好きこそものの上手なれというか情熱がほとばしっている人たちばかり。逆に、そのくらいの情熱がないと成り立たないのかもしれないな…

    しかし阿佐ヶ谷の「よるのひるね」という店名、めちゃめちゃいいな。
    ブックカフェという営業形態、本を一冊読み終わるとなると数時間かかるから、回転率は圧倒的に落ちるのにやっていけるのだろうか、という問いにも一応軽くだが答えていて、店によっては時間あたりの料金にしていたり、そもそもFLR、Food、Labor、Rentのみっつが極限まで低く済ませられるから費用がかからないとか。確かに、出ていくお金はあんまりないのか。古本なら新刊の仕入れもいらないし。

    ・神保町のカフェマップ
    男性が甘いものを食べたいとき、ケーキやパフェは気が引けるが、クリームソーダから大丈夫。わかる〜。

    ・ジャズ喫茶
    会話禁止、爆音ジャズを座って聴いて勉強する、持論を戦わせる、コーヒーとフードはまずい、今のジャズはフルーツパーラーやスタバ「なんか」でかかるものになってしまったなど、絶対に彼らの言うジャズ喫茶には行きたくないと思える内容。
    自分を老害だと認めれば何言ってもいいわけじゃねえぞ。
    まあ、彼らの行くジャズ喫茶には絶対行かないが、彼らが好きにやってるのは構わないのでお好きに生きてください。
    ってか読書は!?

    ・特集終わり
    化石に関する本たちの紹介おもしろかったけど、喫茶店関係ねえ!ということで気付いたが、ほぼ半分が特集で、残りは連載記事だった。
    ただ、なぜか全体的に広告がやたらと少ないことと、更に前半が「喫茶店と本」だったのが後半は喫茶店というテーマがなくなるだけなのでそこまで方向転換された感じはせず、普通に読めた。先日読んだBRUTUSも文章という意味では一貫していたのだが、あまりにもテーマが一貫してなかったからなぁ…
    化石やスポーツなどの趣味テーマもあれど、憲法、地震、シリア内戦などの重いテーマもあり、なかなかエネルギーが消費される内容だった。

    連載記事でも、頭に説明をつけてくれるのですっと読める。他の雑誌も見習ってほしい。

    ノンフィクション且つスポーツということで、普段なら絶対読まないが「スローカーブを、もう一球」は読んでみたくなった。

    ・幸福の憲法学
    幸福の憲法学という連載もなかなかむずかしかったが面白かった。
    車椅子利用者が映画館で座れる場所が端っこが多いが、真ん中に設置しているところもあるというのを著者が聞いて「このような考え方が広まると良いですね」と発信したところ、「もう十分に配慮されているのだからそれ以上を求めるのはやりすぎだ!」という、いわゆる「現代的レイシズム構文」の返答がもりもり届いた、と。
    確かに、特に日本ではあからさまな差別というよりは、自分でも差別とわかっていない、こういった無駄な正義、みたいのをよく見るなぁ。

    p152
    目指すべきは〈自分の自然な気持ちを表明していい場〉と〈公共の場〉とを区別することだ。
    では、〈公共の場〉から差別感情を排除するにはどうしたらいいのか。カギとなるのは議題の設定の仕方だ。

    「〇〇に賛成ですか?」
    調査を受ける人や調査結果を見る人は、「そうした差別感情や偏見を積極的に表明してもよいのだ」という印象を受けてしまうだろう。
    「〇〇のために、一番良い選択肢はどれだと思いますか?」なら、何をすべきかに回答しないといけなくなるので差別感情が紛れ込む可能性はちょっと減る。

    ・水曜どうでしょう!
    嬉野さんの連載があるとは!全く予想してなかった。もう6回目。そろそろ本になりそう。出たら買うわ。

    p162
    それまでは「仕事と楽しいことは別」と、割り切ったつもりでいました。
    ところが彼と出会い、一緒に『水曜どうでしょう』を作り始めてからは、仕事と楽しいことが繋がったのです。初めてのことでした。

    p167
    朝から酒を飲んで全力で楽しもうとする藤村忠寿という人は、多分ずっと、冬の日のその焚き火なんだなと、私には思えてくるのです。

    嬉野さんが楽しそうなので読んでてこちらも楽しくなってくるし、セリフ部分はもう彼らの声が自動再生されてしまう。

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    2024年08月08日
  • kotoba 2026年夏号

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【言葉】にこだわった季刊雑誌だが、テーマへの切り込み方が面白い。
    巻頭記事は、「生きているマイケル・ジャクソン」。
    今年公開される自伝的映画「マイケル」を通して、あらためて音楽表現者としての存在意義に迫ります。皆がマイケル・ジャクソンを神格化する中、ピーター・バラカンの冷めたインタビューが秀逸。
    2コマ漫画「おほことば」もナイス。

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    2026年06月10日
  • kotoba 2025年秋号

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションの本を読むことが増えた。今回の特集で自分が行ったことがない場所、生きていなかった時代のことについて知りたいと思えることが増えた。
    こんなにも現実が面白いのだからフィクションを読まなくても楽しいな。さらにフィクションもあるのだから全部を楽しむには人生は短い。

    たまたま次に読む予定だった『ライトついてますか?』の紹介が載っておりなにかの縁を感じた。

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    2025年11月23日
  • kotoba 2024年秋号

    Posted by ブクログ

    半年遅れて読み終わる.
    特集「世界は科学の言葉でできてる」を目当てに買ったのだが,優れた科学者は優れた語り手でもある,ということがよくわかった.いや,叡智を一所懸命伝えようとした人が,優れた科学者なのかな.

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    2025年03月15日
  • kotoba 2024年夏号

    Posted by ブクログ

    喫茶店と本の関係は切っても切り離せない。





    本を買って喫茶店やカフェでコーヒーを飲んだり、スイーツを食べながら本を読む時間は、なんとも言えない。





    ライター・喫茶写真家の川口葉子は、「あなたにとって喫茶店とは何ですか?」と言う質問に対していろいろ答えてきた。




    「街なかの居場所」「群衆の中の孤独をたのしむ場所」「自分のリズムを回復する時間」「誰でもない匿名の人間になれる空間」と言ってみたりした。





    最近では「喫茶店は窓」と答えている。その小さな窓から世界を眺めていると述べている。





    喫茶店の現在形について川口は以下のように考察している。




    かつてのように仕事の打ち合わせ、読書、新聞を読みながらモーニングを食べて常連客と言葉を交わすためといった目的があった。





    しかし、現在は「喫茶巡りを楽しむ若い人々の目的は喫茶店そのもの。いわば喫茶店観光」と述べている。




    店やメニューをスマホで撮り、SNSにアップする。




    言われてみれば、観光地でよく行ったり見る光景そっくりだな。





    喫茶店は個人経営のお店が多いので、店主の高齢化跡継ぎがいない、あるいは入居しているビルの高齢化などで店じまいのパターンがある。




    中には全く血縁関係のない方が受け継いで営業を続ける「継承喫茶」のパターンもある。





    土曜日に行くと行列になっていることの多い神保町の喫茶店「さぼうる」は、働いていた方が後を継いでいる。





    今でも美味しいナポリタンを食べることができる。





    昭和レトロ喫茶店が「観光地」化しても、本を読みながら過ごす人はなくならない。




    本と喫茶店の関係は途切れることがなくこれからも続いていくといいなあ。

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    2024年06月09日

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