ヤマモトショウの作品一覧
「ヤマモトショウ」の「歌う言葉 考える音 ――世界で一番かわいい哲学的音楽論」「会話が100倍楽しくなる! NEW褒めことば辞典」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
アイドルグループFRUITS ZIPPERとともに、『わたしの一番かわいいところ』を始めとするその楽曲制作で大ブレークした著者は、自分にとってはインディーズの頃推していた、哲学的なエッセンスの歌詞を歌うというコンセプトのアイドルグループ「フイロソフィーのダンス」の作詞提供者として馴染み深い人だったが、東大文学部の哲学専攻出身だったというのは最近知ってなるほどと思った。本著の「音楽論」の中身は、楽曲制作の現場にいる著者の「楽曲制作論」という意味が濃いのだが、HOWTOものではなく、そもそも歌詞と詩の違いは何か、そもそも良い歌詞とは何か、なぜ表現に個性的であることが求められるのか、アイドルが歌う楽曲とは何か、などの「そもそも論」の考察になっており、「哲学的音楽論」が小難しい哲学用語を使った抽象的な説明を言うのではなく、トレンドが物凄いスピードで変化していく時代の楽曲制作の在り方についてHOWTO的なことを書いてもすぐ古くなってしまうから、そういうことに影響されない根源的な部分での話題を心がけたという、哲学的な思考もしくは発想によって語られた内容となっている。「世界で一番かわいい哲学的音楽論」というのは自作のヒット曲のタイトルにあやかってのことで、特にかわいいわけではないが文章はとても平易である。まったくHOWTOがないかといえばそうではなく、例えば「言葉の選び方」、「言葉の情報収集の仕方」などのアイデア創出の方法などにも触れていくのだが、そこが「今限定」のHOWTOにはなっていない普遍性のあるものなのがさすがと思う。また根源的な話ばかりかというとそうではなく、昨今の特筆すべき動向として「共感というよりも自己肯定感」が好まれていることや、SNSなどを通じた大考察時代として歌詞の内容が多くの人によって「考察される」時代であること、楽曲制作の四大要素「作詞」「作曲」「編曲」「演奏」のうちAIが優位性を持つのはどれか、などにも踏み込んでいて、また時代の変化とともにこのような考察の続きが読みたいと思った。
Posted by ブクログ
作詞というのも、ただ詞を書くだけではなくてメロディに乗せないといけなかったりその他いろいろな要素があり大変なんだなと思った。ということはある元アイドルがアイドルグループをプロデュースし、自ら作詞もして、その曲がヒットし、レコード大賞で作詞賞取ったりするのは、なかなか才能のある人なんだとか思ったり。
この方は今流行の可愛い系のアイドルに曲を提供してる人なんですね。東大で、数学を学び、哲学科へ専攻を変え、そして音楽の世界へ入ったとのこと。作詞について色々な面から述べています。
AIや音楽教育、著作権についても最後触れています。
その人の知識や、経験や色んなものが積み上がりできているもの。ヒット作を作るのは簡単なことではないですね。