作品一覧

ユーザーレビュー

  • ルポ 出稼ぎ日本人風俗嬢

    Posted by ブクログ

    日本が相対的に経済が貧しくなっていた余波が風俗業界にまで押し寄せて、風俗業界で働く女性たちが海外へと出稼ぎに行っているのは予想はできるものの、なかなか目に触れることにできない情報である。しかし著者の当事者らへの綿密な取材を通して、こうした暗闇の部分にスポットライトが当たった本書は貴重な情報源である。

    また特に最初の事例で強く言及があったもので印象的なのは、風俗店が店で働く女性たちを"モノ”化していて、自立や自律をむしろ妨げるものであること、女性たちの方もそうした環境を受け入れることを当たり前だと思うことは、まさにジャニーズ問題でを思い出す日本の根深い問題である。

    またなにより日本

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    2024年06月01日
  • ルポ 出稼ぎ日本人風俗嬢

    Posted by ブクログ

    インタビューメインのルポのため、会話口調で読みやすい。風俗業界の書籍はよく読むが、コロナ禍を経てまさかこんなことになっているとは驚いた。話し手が言うように「日本は貧しい国」ということをどこか認めたくない自分が居るが、風俗から日本を診るとより一層現実感があった。ただ、この出稼ぎ日本人が増えることで希少性がなくなり、ブームは去るだろうと予測される。それを考えると彼女たちの行く末を勝手ながら憂いてしまう。

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    2024年05月12日
  • ルポ 出稼ぎ日本人風俗嬢

    Posted by ブクログ

    語り部はそれぞれ「自分は違う」と思ってそうな立場で話してると感じた
    寮の充実(稼がないと追い出されるとは言えど)とか、働く時間の自由度とか、確かに障害者のセーフティーネットになっている。福祉が救えてないところがここに流れ着いている面もあるというのは勉強になった。
    職業に貴賎はないって言うけどやっぱり身体で稼ぐのはどうなのかと、、固い日本人的な考え方なのかな?他の国はどうなのか?でも色んな国が犯罪として扱ってるしどうなのか……
    あとシンプルに日本ってこんなに貧しかったんだなっていう驚き。

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    2025年11月15日
  • -196℃の願い 卵子凍結を選んだ女性たち

    Posted by ブクログ

    卵子凍結をした人たちを著者が取材したもの。
    色々な事情や背景を持つ女性たちの、卵子凍結に至るまでや思い、その後などが丁寧に書かれている。
    卵子凍結はしていないけど、不妊治療で顕微受精を行なった私としても、採卵の過酷さなどはとても共感できる部分だった。一方で、私の場合卵子は採れても凍結胚までいったのは6回の採卵で結局3個だけだったので、卵子凍結をしたからといって安心してしまうのはかなりのリスクだなと思いながら読んだ。
    凍結卵子の存在が少子化対策になるかというと、そうではないと思う。東京都のように公費で助成するのは当事者にとっては悪く無いけど、限りある財源で他に優先するべきところはありそう。著者の

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    2025年04月23日

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