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  • 「叱らない」が子どもを苦しめる
    4.6
    「叱らない」教育に現役スクールカウンセラーが警鐘を鳴らす一冊。なぜ不登校やいじめなどの問題は絶えないのか。叱ること、押し返すことの意義を取り戻す。現在、不登校状態の子どもは小中学校合わせて約30万人。これまでは「無理させず休ませる」支援が主流でしたが、それだけでは改善しない事例が増えてきていると、現役のスクールカウンセラーが警鐘を鳴らします。

ユーザーレビュー

  • 「叱らない」が子どもを苦しめる

    Posted by ブクログ

    学んだこと
    今の子供に必要なのは「社会への押し返し」
    そのためには、自分と社会との間に生じる不快感を受け止めなだめられながら納めていき、折り合い点を見つけていくことが必須
    自己肯定感とは自分の得意な部分だけを見るのではない。
    褒めて伸ばすの落とし穴

    自分の実践を振り替えるとなにか失敗したことに対して
    「気にしなくていい」と目を背けさせることばかりだったなと感じる。
    短期的な目ではなく長期的に子供を見たときに、ネガティブにしっかり向き合わせていきたい

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    2025年11月25日
  • 「叱らない」が子どもを苦しめる

    Posted by ブクログ

    子供と毎回ゲームのことで喧嘩になることがいけないことだと思っていたけど、お互いに行きすぎない程度に押し合うことは子供が世界からの押し返しを経験することにもなるし、まだ仲直りのきっかけがお互い掴みやすい小学生のうちは、面倒がらずに、このゴチャゴチャしたやり取りをした方がいいのだとホッとした。
    叱りすぎないこと、思い通りにいかないときの対応の手本を親が見せることを忘れずにいたい

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    2025年09月02日
  • 「叱らない」が子どもを苦しめる

    Posted by ブクログ

    私は、「正しい叱り方」がわかりません。
    小さい頃は、母に感情的に叱られることが多かったと記憶しています。ただ、叱られすぎたせいか、親の顔色をうかがい、怒られないように行動するようになっていました。自分の行動の何が悪かったのかまでは、あまり考えられていなかったと思います。

    そんな幼少期の自分の姿が正しかったとは思わないからこそ、子どもに対して感情的に叱りたくないと強く感じています。しかし、いざ叱る場面になると「正しい叱り方」がわからず、その場しのぎでやり過ごしてしまっていました。

    ところが、子どもが2歳後半にもなると、無理なことでも自分の意見を押し通そうとする場面がかなり増えてきました。きち

    0
    2025年07月31日
  • 「叱らない」が子どもを苦しめる

    Posted by ブクログ

    子どもを叱ることがうまくできない、と悩んでいてこの本を手に取った。バイトで子どもに注意する機会があるけど、なんだか「ぱしっ」といかない。この本を読んで、私は子どもが不快になることを過度に恐れていたと気づいた。思い通りにいかず世界から押し返されることを小さな頃から経験するのは大事と知って、したいようにしてあげるだけが優しさじゃないとわかった。ネガティブな部分があるあなたでも大切だと伝えつつ、自分の中にある苦手やわからなさと上手に付き合えるようにお手伝いしたい。

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    2025年05月04日
  • 「叱らない」が子どもを苦しめる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルから、「子育ての指南書かな?」、「イチローも『最近の子どもは大変だ。なかなか強く指導されることがないから、よほどのガッツがある子しか成長していけない』と言っていたな」、「経済学者の成田さんも、子ども時代に否定されることの経験は重要と言っていたな」など思いながら手にしました。そうしたことも含みますが、本書の大筋は、不登校を取り巻く環境の変化についての指摘でした。スクールカウンセラーと心理学の先生との共書です。

    【はじめに】
    「褒めて伸ばす」が定着しているが、それは万能ではない。「褒めて伸びるものもあれば、それでは伸びないものもある」「適切に叱ることで、子どもの成長を促すことができる」 

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    2025年03月23日

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