作品一覧

  • 中国百科 増補改訂版
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    1巻2,750円 (税込)
    未来のために中国を知る。 好きでも嫌いでも、中国は最も重要な隣国であることは間違いありません。 歴史・政治・経済から食文化・芸能・スポーツまで、中国のあらゆる側面をそれぞれの専門家がコンパクトに記述。この1冊で「中国」の全体像がつかめます。 [目次] はじめに  井上久士 未来のために中国を知る 大西広 推薦のことば――「中国百科」に期待する 谷野作太郎 地図:中国の行政区分(省および自治区と省都) 地図:中国の世界遺産 第1部 地理 1 地理 2 民族・宗教 3 世界遺産 第2部 政治経済 4 政治と法 5 経済と産業 第3部 歴史 6 古代文明~唐代   7 宋代~清代 8 近現代史 第4部 文化・芸術・風俗習慣 9 言語 10 文学 11 映画 12 食文化 13 文化・スポーツ・風俗習慣 中国歴史年表 中国近現代史年表(改革開放まで) 写真・図版出典 あとがき  田中義教

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  • 反米の選択 - トランプ再来で増大する“従属”のコスト -
    値引きあり
    4.0
    1巻522円 (税込)
    <緊急出版> ドナルド・トランプ氏の大統領「再登板」により、アメリカから日本への要求はエスカレートする! 2025年以降、日本はどのように振り回されてしまうのか―― ・ドル円レートはトランプに握られる ・日本の軍事予算「対GDP比倍化」の約束が厳格なものとなる ・日本人が外国人の「使用人」となる未来 ・「対米従属」の結果潰されてきた日本の産業たち ・アメリカが「衰退の一途を辿っている」といえる理由 など、決して私たち一般の日本国民にも無関係ではない米大統領の交代について、過去のアメリカによる「日本経済破壊の歴史」を交えて徹底的に分析し、私たち一人ひとりが自立するための方法を提言する一冊。
  • バブルと資本主義が日本をつぶす ――人口減と貧困の資本論
    5.0
    1巻880円 (税込)
    令和バブルともいうべき株や都市部不動産の高騰、急速に進行する地方経済の衰退。近代英国の労働者のような低賃金に貧富の差が拡大している。老後への不安に付け込み、税優遇などの誘惑によって引きずり込まれた危険なマネーゲームの乱高下はチキンゲームの様相を呈してきた。バブルは壊れて消えるのが必定。マルクスは、資本主義には貧困が必要なことを喝破したが、日本はいま未曾有の労働力不足、人口減少社会に直面している。――日本の末期的状況を、マルクスやエンゲルスの枠組みで読み解く。
  • 「人口ゼロ」の資本論 持続不可能になった資本主義
    3.8
    1巻935円 (税込)
    衝撃の数理モデル「資本主義が続く限り、人口はゼロになる」 なぜ少子化対策は失敗するのか? 人口減の根本にあるメカニズムは何か? まったく新しい着眼が拓く、日本再生の道! 「人間の数が減ればどういうことになるのか、どういう打撃をこうむるのかについて、私たちは永らく無関心でいましたが、人口減はその深刻さを認識させつつあります。最近は政府でさえ「人間への投資」を主張するようになっています。しかし、日本社会の基本は全然その方向に進んでいません。実質賃金は30年近くも減少した上、2022年以降の物価上昇でさらに大きな切り下げが進行しています。政府が「少子化対策」と称しているものを確認しても、それらで人口減が解決するとはとても思えません。政府は「やってる感」を出すことにしか関心がないのでしょうか。これはこの問題が相当大きな日本の構造転換を必要とし、それに手を出せないことから来ている反応と考えざるを得ません。何より今の少子化は、人々が望んでもたらしているのではない、子供をつくろうとしてもできない状態に労働者がおかれているからこそ起きているのです」――本書「まえがき」より大意 本書のおもな内容 ・経済学は少子化問題をどのように論じているか ・「ヒトの軽視」が生んだ将来不安 ・社会格差が歴史的にも人口減の最大要因 ・非正規労働者は「好きな相手との結婚」を諦めよ!? ・結婚と出産を乗り越えても立ちふさがる高いハードル ・必ず貧困者をつくらなければ持続しないのが資本主義 ・ジェンダー差別は「生命の再生産」を阻害する ・AIに人間はつくれない ・賃金格差を広げよ!? 新自由主義が社会に根強い理由 ・途上国の発展が日本の不利益に? ・教育の無償化は人口政策 ・企業行動への国家の強制介入も必要に ・資本主義からの脱却へ 【著者略歴】 大西広 おおにし・ひろし 1956年生まれ。1980年京都大学経済学部卒業、1985年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。1989年京都大学経済学博士。1985年立命館大学経済学部助教授、1991年より京都大学大学院経済学研究科助教授、同教授を歴任。2012年より慶應義塾大学経済学部教授。2022年3月31日慶應義塾大学定年退職、同年慶應義塾大学名誉教授。世界政治経済学会副会長。主著に『マルクス経済学(第3版)』(慶應義塾大学出版会)、他にマルクス経済学や中国問題に関する著書多数。

ユーザーレビュー

  • バブルと資本主義が日本をつぶす ――人口減と貧困の資本論

    Posted by ブクログ

    資本主義に「貧困」が欠かせない要素であり、それを解消しないために姑息な手段が取られてきたことを分析しており、あまり見かけない観点から経済を解説しているの楽しめた.我が国の経済を論評する場合、最近になってアベノミクスが最悪の手段だったとの考察があちらこちらから出てきており、面白く拝見している.中間層を貧困にしてしまったことは、今後改善するべきだが、かなりの時間がかかると思う.現在の政権与党が幅広い観点から新たな施策を展開してほしいものだ.

    0
    2025年05月02日
  • 反米の選択 - トランプ再来で増大する“従属”のコスト -

    Posted by ブクログ

    audible 。米国に従属していることこそが諸悪の根源だと思う。
    ポチとして日本人を裏切って恥じない面々はほんとに許せない。石破もやはり防衛族。見事なポチぶりで世界を呆れさせている。
    戦後80年も立つのに真の独立を果たせていないのは情けないことだ。
    戦争の足音が直ぐそこまで来ている。
    130もの米軍基地を提供し、駐留経費の負担は莫大なものだ。沖縄のひどい状況は県民の命を蔑ろにしているが、これは本土に住むものが被害を受けないということではない。アメリカの戦争に参加することを喜んでいるように見える自衛隊も気の毒だ。
    儲けのチャンスと浮かれる大企業も狂っている。

    右翼である一水会が反米をつらぬい

    0
    2025年04月20日
  • 「人口ゼロ」の資本論 持続不可能になった資本主義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     なぜ資本主義は行き詰るのか。「人口」という切り口から資本主義とマルクス主義の違いとサステナビリティを描く。

     資本主義は搾取を前提としたシステムで西欧諸国は大航海時代からそれを営々と続けてきた。社会の下層に貧困層がいる、という前提で社会の富裕層(資本家)は儲けられる。貧困層がいなくなれば移民で補う。

     いまさらだが、欧米諸国がマルクス主義を蛇蝎のごとく嫌うのが再認識される。そりゃ、マルクス主義の旗印である平等が実現してしまったら…儲けられなくなる…!

     本書ではシンプルだが根本的な質問が投げかけられる。人口が減っていくのは、子をなそうとしてもできない層が増えているから。前出の搾取される

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    2023年11月26日
  • 「人口ゼロ」の資本論 持続不可能になった資本主義

    Posted by ブクログ

    【奥が深い資本主義】
    資本主義を搾取する側、される側という浅い思考でとらえていましたが、人の再生産も資本主義の中に含まれていることに驚きです。

    資本主義自身が「資本」と「賃労働」を再生産する必要があるということですが、下記の①~③で①の労働者の生命維持が危ぶまれると②、③はおのずと無くっていくことになります。

    ①労働者の生命維持
    ②次世代労働力の量的形成
    ③次世代労働力の質的形成

    今、①がきびしくなり②、③に手が回らない状態になっています。お金に余裕がないと子供をつくり育てることができなくなるのです。
    資本主義に生命の再生産が含まれているのであれば、このままでは資本主義は終焉をむかえるで

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    2025年03月12日
  • 「人口ゼロ」の資本論 持続不可能になった資本主義

    Posted by ブクログ

    マルクス経済学が世紀を超えて未来を言い当てようとしている。産業革命以後、資本投資はヒトから機械・設備に重きを置くようになった=ヒトの軽視。これが人口減の要因という主張を本書は展開する。数理モデルは難解だった。資本主義と相性の良い新自由主義は貧困を自己責任に帰す考え方だろう。経済格差が少子化を招き、人口減で滅びの道を選ばないためには、平等主義equalized societyが重要という主張は理解できた。しかし、国から個人レベルに至るまでパラダイムシフトを起こさない限り、その実現は困難だが諦めてはいけない。

    0
    2024年12月27日

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