大西広のレビュー一覧
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audible 。米国に従属していることこそが諸悪の根源だと思う。
ポチとして日本人を裏切って恥じない面々はほんとに許せない。石破もやはり防衛族。見事なポチぶりで世界を呆れさせている。
戦後80年も立つのに真の独立を果たせていないのは情けないことだ。
戦争の足音が直ぐそこまで来ている。
130もの米軍基地を提供し、駐留経費の負担は莫大なものだ。沖縄のひどい状況は県民の命を蔑ろにしているが、これは本土に住むものが被害を受けないということではない。アメリカの戦争に参加することを喜んでいるように見える自衛隊も気の毒だ。
儲けのチャンスと浮かれる大企業も狂っている。
右翼である一水会が反米をつらぬい -
Posted by ブクログ
ネタバレなぜ資本主義は行き詰るのか。「人口」という切り口から資本主義とマルクス主義の違いとサステナビリティを描く。
資本主義は搾取を前提としたシステムで西欧諸国は大航海時代からそれを営々と続けてきた。社会の下層に貧困層がいる、という前提で社会の富裕層(資本家)は儲けられる。貧困層がいなくなれば移民で補う。
いまさらだが、欧米諸国がマルクス主義を蛇蝎のごとく嫌うのが再認識される。そりゃ、マルクス主義の旗印である平等が実現してしまったら…儲けられなくなる…!
本書ではシンプルだが根本的な質問が投げかけられる。人口が減っていくのは、子をなそうとしてもできない層が増えているから。前出の搾取される -
Posted by ブクログ
【奥が深い資本主義】
資本主義を搾取する側、される側という浅い思考でとらえていましたが、人の再生産も資本主義の中に含まれていることに驚きです。
資本主義自身が「資本」と「賃労働」を再生産する必要があるということですが、下記の①~③で①の労働者の生命維持が危ぶまれると②、③はおのずと無くっていくことになります。
①労働者の生命維持
②次世代労働力の量的形成
③次世代労働力の質的形成
今、①がきびしくなり②、③に手が回らない状態になっています。お金に余裕がないと子供をつくり育てることができなくなるのです。
資本主義に生命の再生産が含まれているのであれば、このままでは資本主義は終焉をむかえるで -
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経済学とか苦手だが、わかりやすく書かれていた。数字はやっぱり苦手だけど。
人口減はわかりきっているのに、表面的な対策ばかりで一向に改善されない。それどころか少子化は進むばかりだ。
富める者はどんどん富み、貧しい者はどんどん追い込まれる。資本主義は貧しい人たちを放置してこそ、成り立つものなのか。はー
資本主義に変わる政策に、急には無理だから、徐々にでも転換していくべきなのに、そうなってるとは思えない。権力を持った人たちも、自分が生きている間はなんとか逃げ切れると思っているから、目先の自己利益だけを追求し、庶民にはやってる感だけを示す。
子育て現役の人たちの施策を充実させればさせるほど、お金が -
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マルクス経済学における人口論を根底に、現在日本が抱える人口減少の原因を探っていく。
個人的には「個人の選択、利益」の総和が、まわりまわって「個人の不利益」になるロジックや、欧米の外国人労働者問題ははるか昔からの歴史的背景があること、そして生命の再生産という捉え方がとても勉強になった。
なぜ結婚しないのか、なぜ子供が欲しいと思わないのか、様々な要因が絡み合うが、いま一つの答えとして日本の抱える貧困という問題が注視されていることは、本書でも例外ではない。国が言う異次元の少子化対策はもちろんやったほうがいいが、なんか違う感が世間を覆う。この先の日本に不安を覚える。 -
Posted by ブクログ
人口の減少と経済成長
経済格差からくる「生命の再生産」の阻害
戦前や戦後は地方の耕作従事者を東京なとの都市へ供給することで、労働力を賄ってきた。地方が先細り、日本国内で将来の労働力を得ることができない場合、海外に活路を見出すことになる。
日本の成長率が圧倒的であった時代は外貨を求めて日本まで出稼ぎに来る労働者が多かった。
現在、円安や各国の最低賃金を見ても、日本のメリットは大きく減り、国内でも労働力の確保が難しくなる
改めて人口を維持して労働力を確保することは、長期的な国家的な視点で見る必要があるのだと感じました。
4万円の減税還付という一時的なカンフル剤で、どうにでもなるものではないなと。