鯨井久志の作品一覧
「鯨井久志」の「溺れる少女」「チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鯨井久志」の「溺れる少女」「チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
亡霊は伝染する。反転し、また反転する。
読んでいるうちに、幻想と現実の境界線が曖昧になり、
気づけば自分も物語の霧の中に迷い込んでいる…
『溺れる少女』ケイトリン・R・キアナン
いや…これは本当にすごい本だった。
気軽に読める本ではまったくない。
むしろ難解で、濃密で、容赦がない。
語り手のインプは統合失調症の家系で、
母も祖母も狂気の果てに自殺している。
そんな彼女が語る物語なのだから、
真実がどこにあるのか全く掴めない。
いわゆる <信頼できない語り手>で
読者はインプの紡ぐ言葉に終始揺さぶられ続ける。
✧
キーワードは主に2つ。
ひとつは、ある夜、ずぶ濡れの裸で現れた
Posted by ブクログ
人間に危害を加えない「アシモフ回路」を持つはずのロボットが、その回路が機能していない状態を描いた作品。物語はロボットであるチクタク自身の一人称で語られ、彼が関わるさまざまな人物や社会の中で、奇妙で皮肉に満ちた出来事が連なっていく。いわゆるロボットSFの枠組みを借りつつも、展開は一筋縄ではいかず、むしろ人間社会の歪さや滑稽さを浮かび上がらせる構造で描かれる。
読み進める中でまず感じたのは、時系列の把握の難しさ。過去と現在が交互に挿入されるような感じで、時系列を明確に示されないまま、語られている出来事がどの位置にあるのかを掴むのに苦労した。また、語り手であるチクタク自身も信用しきれない存在であ