鯨井久志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あらすじはとても語りがたい。
統合失調症の家系に生まれ、自身も統合失調症と診断され服薬治療中のインプ。本書はインプによる手記という形をとって構成されるのだが、書き手であるインプ自身にも、これが事実であるかはわからない。
インプは、恋人と別れ道に放り出されていたアバリンを家に迎え入れ、恋人となって共に暮らしていた。その最中、インプは深夜のドライブ中に、裸でずぶ濡れで佇んでいた謎の女性エヴァ・キャニングを見つけ、車に乗せ、家に連れ帰る。
このエヴァ・キャニングの存在が、インプと読者を狂わせる。インプはエヴァと初めて出会ったのは二回、七月と十一月、その両方の記憶がある。
エヴァと別れた後日、インプは -
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Posted by ブクログ
亡霊は伝染する。反転し、また反転する。
読んでいるうちに、幻想と現実の境界線が曖昧になり、
気づけば自分も物語の霧の中に迷い込んでいる…
『溺れる少女』ケイトリン・R・キアナン
いや…これは本当にすごい本だった。
気軽に読める本ではまったくない。
むしろ難解で、濃密で、容赦がない。
語り手のインプは統合失調症の家系で、
母も祖母も狂気の果てに自殺している。
そんな彼女が語る物語なのだから、
真実がどこにあるのか全く掴めない。
いわゆる <信頼できない語り手>で
読者はインプの紡ぐ言葉に終始揺さぶられ続ける。
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キーワードは主に2つ。
ひとつは、ある夜、ずぶ濡れの裸で現れた -
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Posted by ブクログ
人間に危害を加えない「アシモフ回路」を持つはずのロボットが、その回路が機能していない状態を描いた作品。物語はロボットであるチクタク自身の一人称で語られ、彼が関わるさまざまな人物や社会の中で、奇妙で皮肉に満ちた出来事が連なっていく。いわゆるロボットSFの枠組みを借りつつも、展開は一筋縄ではいかず、むしろ人間社会の歪さや滑稽さを浮かび上がらせる構造で描かれる。
読み進める中でまず感じたのは、時系列の把握の難しさ。過去と現在が交互に挿入されるような感じで、時系列を明確に示されないまま、語られている出来事がどの位置にあるのかを掴むのに苦労した。また、語り手であるチクタク自身も信用しきれない存在であ -
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Posted by ブクログ
SFが読みたい!2024
1位ということで、解説文も興味惹かれ購入。
1、ページ数が少ないのに、人名がおおすぎるー!
2、ブラックユーモアがわからなすぎるー!
3、現在過去の行き来がわかりずらすぎるー!
の3点で、初心者向けSFではないように感じます。
半分過ぎてからは慣れていくけど
そこまでに、読むのやめようかとも、、、
結局、ジョン・スラデックさんのことが知りたいがために奇才に寄り添いたく、最後まで読みました。
が、足元にすがる思いでした。
SFを読み慣れてる方、ブラックユーモアをさらりと受け入れられる方は、もっと、人間の汚らしさとか、ロボットのいる未来を想像して満足のいく内容では