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  • ジェンダー格差 実証経済学は何を語るか
    4.2
    1巻990円 (税込)
    歴史・文化・社会的に形成される男女の差異=ジェンダー。その差別には近年批判が強く集まる。本書は、実証経済学の成果から就業、教育、歴史、結婚、出産など様々な事柄を取り上げ、格差による影響、解消後の可能性について、国際的視点から描く。議員の女性枠導入=クォータ制が、質の低下より無能な男性議員排除に繫がる、女性への規範が弱い国ほど高学歴女性が出産するなどエビデンスを提示。旧来の慣習や制度を問う。

ユーザーレビュー

  • ジェンダー格差 実証経済学は何を語るか

    Posted by ブクログ

    一番ガツンときた情報は、育休をとった男性は、未婚の男女、育休をとらなかった男性、育休をとった女性の誰よりも育休後の資格合格等がみられるという部分(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

    育児名目で自分のスキルアップに時間使ってるっていう…

    0
    2025年09月13日
  • ジェンダー格差 実証経済学は何を語るか

    Posted by ブクログ

    実証経済学の著者が、研究者の視点で、ジェンダー格差を、平易な言葉で語っている本です。
    物事というのは、見方を変えると、新たな発見等、別な見方が出来ることを証明している本書でした。
    多くの方に読んで頂きたく思いました。

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    2025年01月18日
  • ジェンダー格差 実証経済学は何を語るか

    Posted by ブクログ

    分かりやすく、その上ジェンダー関連の実証論文の紹介としても価値ある新書だった。シンクタンク内で開催している勉強会で扱った論文の一般向けの紹介、というバックグラウンドがあるとあとがきで知って納得。本文はもちろん、148項に及ぶ参考文献をぜひ参考にしたいと思う。
    経済学を学ぶ人にとっては、ミクロ経済学や計量経済学によってどのように現実世界を描写できるのかの力強い例になるし、そうでない人にとっても、社会問題を考えるにあたって経済学のモデルや考え方を用いることの有用性を感じられるはず。ジェンダーをはじめとして、労働や家族などに関心があるすべての人に、ぜひとも手に取ってほしい本だとおもった。
    個人的には

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    2024年10月10日
  • ジェンダー格差 実証経済学は何を語るか

    Posted by ブクログ

    ジェンダー格差、女性のほうが所得が低いとかエンパワーメントが低いとかの原因を探る実証経済学の事例をわかりやすく紹介する本です。
    因果関係と相関関係の違いを判断するのは、自然科学の実験とは違い難しいようです。
    女性のために良かれと思って実施した政策でも、結果は意図したことと逆になってしまうということも在るそうです。例えば、インドで家庭で家事をしていた主婦が仕事などで家庭の外に行くようにする政策が、結果としてその家の女児が家事をしなければならなくなり、その女児の教育水準が下がり、長期的には女性の地位が低下してしまったという事例などです。
    ジェンダー格差は、根本的には、男性は仕事、女性は家事というよ

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    2024年02月02日
  • ジェンダー格差 実証経済学は何を語るか

    Posted by ブクログ

    経済学的視点とデータを駆使した的確な分析に唸るものがあった。慣習によるバイアスは男女共にあり、そのしがらみは意識的に取り払わないと抜け出せない。日本が先進国の中で立ち遅れているのは意識改革の遅れでもあるのだろう。

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    2023年12月30日

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