上村剛の作品一覧
「上村剛」の「アメリカ革命 独立戦争から憲法制定、民主主義の拡大まで」「権力分立論の誕生 ブリテン帝国の『法の精神』受容」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「上村剛」の「アメリカ革命 独立戦争から憲法制定、民主主義の拡大まで」「権力分立論の誕生 ブリテン帝国の『法の精神』受容」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書は、現代の政治システムを支える柱の一つである権力分立の概念がいつ、どこで、どのような経緯を経て誕生したのかを綿密に追跡する研究である。本書の叙述の出発点はモンテスキューの『法の精神』であるが、権力分立論と混合政体論との関係、分立されるべき権力のセットのなかに司法権を含めるか否かという問題、権力分立と権力同士の抑制と均衡とを論理的に切り離して捉える本書の理解に基づき、モンテスキューの議論が様々な解釈に開かれていることがむしろ主題となる。ついで英語圏にモンテスキューの議論が導入された時代において、ブラックストンはモンテスキューを称賛しつつ、裁判権の担い手を陪審ではなく判事=貴族に求めるなど、権
Posted by ブクログ
20250103-0115 アメリカ独立戦争前後から南北戦争前夜のフロンティア消失までを取り上げている。著者の文章が大変読みやすく、ヨーロッパ諸国とのややこしいやり取りもかなりすっきり書かれているので理解しやすかった。
私が学生時代に習った米国史は、英国(他に仏国・スペインなど)からの清教徒?を中心とした入植→独立戦争からのアメリカ建国→憲法制定、ワシントン大統領→どんどん西部の開拓が進む(黒人奴隷も増える、先住民族から土地を奪う)→西部開拓の末に西海岸まで到達→奴隷解放をめぐり南部と北部が対立→南北戦争===って感じで、それこそインディアンと西部のガンマンの映画と教科書的な理解にとどまって