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権力分立論はどのようにして姿を現したのか.一八世紀後半のブリテン帝国における『法の精神』の受容に焦点をあてることで,モンテスキューからアメリカ合衆国憲法制定時のマディソン,ハミルトンに至る政治思想史を精緻に叙述する.権力分立論の通説的理解を大きく修正し,その成立過程に新鮮な読み直しを迫る画期的研究.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
...続きを読むPosted by ブクログ 2021年04月13日
本書は、現代の政治システムを支える柱の一つである権力分立の概念がいつ、どこで、どのような経緯を経て誕生したのかを綿密に追跡する研究である。本書の叙述の出発点はモンテスキューの『法の精神』であるが、権力分立論と混合政体論との関係、分立されるべき権力のセットのなかに司法権を含めるか否かという問題、権力分...続きを読む
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