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ユーザーレビュー

  • リバタリアンが社会実験してみた町の話 自由至上主義者のユートピアは実現できたのか

    Posted by ブクログ

    めっちゃ面白かったです!著書のブラックなユーモアと、リバタリアンに対して冷笑的なようでいて、でも憎めないようにも感じている、微妙にあたたかみのある筆致がなんともクセになります!

    原題はLibertarian walks into a bearなのですが、思った以上にクマの話でした!登場人物も色々ぶっ飛んでて、ゴールデンカムイ味があります(笑)。いや、登場人物といってもノンフィクションなので、実在する人物なのですが…。自分がヒグマが出没する地域出身なのもあって、なんか懐かしかったです。

    自由至上主義者のリバタリアンが集まって暮らした結果、町がクマだらけになったというノンフィクション。リバタリアンが集結したニューハンプシャー州のグラフトンはもともと、異様なまでに税金を払いたくない人たちが暮らす町で、そこをリバタリアンに注目されて、リバタリアンが集まることになった結果、どうなったかというと…というお話。リバタリアンにも色々な人がいて、ボランティアで消防士やって高い理想を掲げる人もいれば、自分が好き勝手やりたいだけの人もいて、同じイデオロギーを掲げていても一枚岩でもないし、いろんな人がいるんだなぁと。私自身は(資本主義社会において、ちゃんと子供を産んでも生きていける仕組みを整えるためにも)大きい政府推奨派なのですが、自由主義そのものが悪いわけではなくて…凡庸ですが、バランスの問題だなぁと思いました。ただ、自由至上主義というイデオロギーって特に、自分勝手な人に悪用されやすいイデオロギーかもしれないですね。だから、あんまり上手くいかなそう。

    クマって存在が自然の象徴にもなってる気がして、人間が普通に生きてくって、自然との戦いで、ただそれだけでコストがかかる事なんだよな、と改めて思い出しました。都会に住んでると忘れがちですよね。我が家でも“子供”という自然が誕生してから、秩序ある生活を保つのに、多大な労力がかかるようになりました。

    …いや、嘘です。秩序維持できてません。

    余談:
    ところで、突如として出てきたトキソプラズマの話が異様で怖かったです。日本人が保守的だったり、企業家精神のある人が少ないのって、日本人の衛生観念が高いからなんじゃないの〜?と思って、んーむ、となりました。

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    2025年07月13日
  • リバタリアンが社会実験してみた町の話 自由至上主義者のユートピアは実現できたのか

    Posted by ブクログ

    税金というか街の仕組みを作った方々は本当にありがとうと思った本だった
    この本のリバタリアンたちは彼らがなんらかお金を出して設備投資してればもっと被害は防げたはずなのに…

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    2025年05月22日
  • リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話 コロナ禍に向かうアメリカ、医療の自由の最果ての旅

    Posted by ブクログ

    近年アメリカにおける代替医療の横行跋扈を、具体的なケースを引いてつぶさに調査した報告がまとめられている。現代医療の横領さ、冷淡さもこういったトンデモ医療を助長する一因となっているという苦言もあり、近代医療との距離もバランスよく主張が展開される。

    著者の皮肉の利いた語り口が、このへんてこな事態の深刻さを逆に強調している。病気を患っている当事者たちは藁をも掴む思いで頼っているのに。特に幼い命が犠牲になる展開はやるせない思いになる。コロナ禍の反ワクチンやマスク不着用を当時アメリカらしい自由主義の風潮とだけ軽く受け流していたが、その背後には代替医療との結びつきがあり、救えたはずの犠牲者がいるという現実は想像だにしなかった。

    翻って自分も同様の境遇になることを想像すると、例えば周りの親密な人がトンデモ医療を熱心に薦めてきたら、果たしてきっぱりと拒否することはできるのだろうか・・あくまで自己判断とは言われてしまうだろうけど、避けがたい境遇にたまたま入ってしまうことも含めてそんなに冷淡な態度で良いのか。考えさせられます。

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    2023年11月24日
  • リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話 コロナ禍に向かうアメリカ、医療の自由の最果ての旅

    Posted by ブクログ

    レーザー、手作りのサプリ、pHミラクル、ヒル、祈り、MMS…自由を標榜するアメリカ社会で、年々勢力を拡大する怪しげな代替医療。著者はその闇の中をかき分けて進んでいく。

    著者の前作は題材の興味深さに比べるといまいち内容がまとまっておらず難儀したが、今回は複数の事例とそれらに共通する問題を通してアメリカ代替医療問題の現状をさらう形で読みやすかった。
    人を救いたいという素朴な願いが、インターネットの発達や公的機関等との対立を通して、ディープステートやプランデミックのような異常な政治的妄想に絡め取られていく様。「唯一真実の治療法」の推進者たちにもはや付ける薬は無いが、それを食い止める有効な手立ても見出だせておらず、アメリカの医療は混沌の真っ只中にいるらしい。
    著者の前作に比べると今回はそこまでリバタリアンの出番は多くない(なので邦題はややズレている印象)が、「医療の自由運動」を打ち出して問題を加速させるなど、少なからず存在感を見せる。

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    2024年08月14日
  • リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話 コロナ禍に向かうアメリカ、医療の自由の最果ての旅

    Posted by ブクログ

    予想外に良く書けている。アメリカがいかに病んでいるか。製薬会社が麻薬を売りまくっていたことは、敢えて触れていないのだろうが、資本主義と、自由主義には、どこかで、制限を必要とすることを、私たちは学びつつあるように感じた。

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    2023年11月18日

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