経営者の思いや願いが託された、ロゴマーク。
江戸・明治時代に生まれたロゴマークについて、
商標登録されたデザインと、その来歴やエピソードを紹介。
・まえがき
第一章 すべては指をケガした少年から始まった!
江戸時代のロゴ
第二章 醤油,清酒・・・・・・現代に続く江戸の主要産業の
ロゴに逸話アリ
第三章 主役は官から民へ!軽工業から芽吹いた
近代産業のロゴ
第四章 和魂洋才!和風ロゴをまとった舶来品が
日本を豊かにした
第五章 ハイカラの中で生まれた日本の発明
ロゴは百花繚乱の時代へ
コラムその壱~その肆、参考文献有り。
登録商標の画像、商標権者、商品、商標出願日、
商標登録日、本文の構成。
商標登録されたロゴマーク約5万2000件(明治45年まで)の
中からの厳選。なので見出しは登録商標番号。
最初の頃は江戸情緒家紋や暖簾印が多い中、
第一号は、売薬商人。最初の登録商標が絵なのにビックリ。
というか、太田胃散の初代ロゴマークの内臓剥き出しのような、
ある意味不気味な絵が多いのには、驚き。
森下仁丹の「毒滅」のインパクトも凄かった。
明治時代も年が経るにつれ、海外進出を意識しての
外国語入りのものが増えてくる。外国人の商標登録も認可。
現在のロゴマークとの対比もあり、花王石鹸のマーク変遷は
なかなか楽しい。三日月の顔の変化が面白かった。
また、登録商標からのエピソードも興味深い。
剣菱のロゴマークは室町時代から。
「政宗」の商品名が酒造に多い理由。
醤油、敷島パン、ソニー・・・盛田一族恐るべし。
コラムでのニセ商標の話。類似対策の涙ぐましいこと。
面白過ぎて、つい読み込んでしまいました。
有名な企業有り、登録商標が未だに残されている企業有り、
当時の経営者たちの認知されようと知恵を絞る有り様が
詰まっていて、大いに楽しめました。