作品一覧

  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術
    4.5
    1巻1,584円 (税込)
    『ドラゴンボール』生みの親にして、『少年ジャンプ』伝説の編集長が「メガヒット連発」の仕事術を語る! 漫画からアニメ、ゲームまで、関わるものすべてを特大のヒットに変えた編集者、鳥嶋和彦。 担当もしくは関わった作品には、『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』をはじめ、『電影少女』『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』、そして『ONE PIECE』『NARUTO-ナルト-』など、さらにはゲームでも『ドラゴンクエスト』『クロノ・トリガー』と抜群の人気タイトルが並ぶ。 これらはいったい、どのようにして生まれたのか? 本書では全編にわたって、伝説と呼ばれる驚愕のエピソードが展開! デビュー前の鳥山明に500枚ものダメ出し、役員に土下座を要求、アニメ番組のプロデューサーを解任……。 はたして真相は? 容赦ない仕事ぶりの真意に迫る。 全エピソードにここ40年間の超人気作が続々と登場。 『ジャンプ』を夢中になって読んでいたすべての元少年たちに贈る、 劇薬の仕事本である。  巻末には、とっておきの袋とじを収録! 超ヒットメーカーが「キミを変えるかもしれない」極意を、こそっと語ります。 読了のお楽しみに! <目次> 第1章: 『ドラゴンボール』は、どのようにして誕生したのですか? 第2章: 『Dr.スランプ』のアニメ化は、なぜ失敗なのですか? 第3章: 『ONE PIECE』の連載に、なぜ反対したのですか? <おもな内容> ★メガヒットを生む「仕事のしかた」を公開。 伝説と呼ばれたエピソードの真相と真意は? ●連載はまだ! 鳥山明に500枚ものボツを出し続けた。 ●『ドラクエⅢ』攻略本の大詰めで。役員に土下座を要求した。 ●アニメ『ドラゴンボール』に怒りMAX! テレビ番組のプロデューサーを解任。 ●アニメ番組を早々に打ち切った代理店は、『ジャンプ』編集部に出禁。 ●「締め切りに絶対遅れるな!」すべての連載作家の自宅へ、編集長が家庭訪問。 ●ヒットの出せない編集者は、他部署へ異動。 ★超人気作の知られざる舞台裏を公開 プレッシャーと失敗……地獄の中からヒットは生まれた! ●『ドラゴンボール』の人気が急降下! 立て直しの秘策から生まれた「天下一武闘会」。 ●上司の「『ドラクエ』は『ジャンプ』の売り上げに貢献していない」のひと言にブチ切れ。ゲームから生まれた超レアな漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』。 ●番組プロデューサーを解任。生まれ変わったアニメ『ドラゴンボールZ』で視聴率回復! ●『ONE PIECE』は生まれなかったかもしれない!? 4時間越えの会議で決断された奇跡の連載決定。 ●前編集長が進めていた新企画をすべて中止! 作家におわび行脚。そこから『NARUTO-ナルト-』や『BLEACH』『遊☆戯☆王』『ヒカルの碁』などが誕生!
  • Dr.マシリト 最強漫画術
    完結
    4.0
    全1巻1,881円 (税込)
    「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」の鳥山明、「電影少女」の桂正和、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の稲田浩司(作画)。「少年ジャンプ」看板作家誕生の陰に編集者・鳥嶋和彦の慧眼と手腕があった! 「Dr.スランプ」登場のDr.マシリトのモデルとしても知られる氏は、漫画とゲーム・アニメのメディアミックスを推進すると共に、6代目編集長として「少年ジャンプ」を牽引。国民的ゲーム「ドラゴンクエスト」の制作時、鳥山明をキャラクターデザインに提案し、大ヒットの一翼を担った。現場編集を退いた現在も、漫画業界で活躍を続けている。「Dr.マシリト 最強漫画術」はそんな鳥嶋和彦がみずからの漫画家養成技術、即ち「鳥嶋メソッド」をまとめ、「本気」の漫画家志望者に贈る革新的な新刊である! 実践的なヒット作の作り方から漫画業界の仕組み、「ドラゴンボール」など傑作の誕生秘話まで網羅したこの一冊で、君も「少年ジャンプ」デビューを飾れ!! 表紙は鳥山明描きおろし、鳥山明、桂正和、稲田浩司との対談も収録。

ユーザーレビュー

  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

    Posted by ブクログ

    40〜50代にはたまらなく興味深い本が登場。
    前半は鳥山先生と鳥嶋編集長のやり取り、後半はジャンプ立て直しの組織論や人との関わり方へと展開していく。

    タイトルが「ボツ」だったと知ったときは、正直「違う題名ならもっと売れたのに…」と思っていた。
    でも最後まで読むと、その考えは覆された。「ボツ」という言葉こそが鳥嶋さんを象徴するキーワードだったのだ。
    それでも、商業的には変えた方が売れる気はするけれど…。

    印象的だったのは、相手にとって耳の痛いことを伝えるときの姿勢。
    愛情と敬意を持ち、徹底的に論理的に説明する。
    鳥嶋さんはお金のためではなく、相手のため、そして読者

    0
    2025年11月20日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

    Posted by ブクログ

    読み終わった結果、感想として書きたいのは二つあります。一つは鳥嶋さんの人柄や仕事に対する姿勢、二つ目は書き手のインタビュアーとして姿勢についてです。

    まず、本書での対談の中で感じられる鳥嶋さん本人の人柄や仕事への姿勢についてですが、読み終えた後真っ先に出た印象は「この人全くブレないな」ということです。

    エンドユーザーである読者と生産者である漫画家、この二つを優先するという編集者の姿勢、根本的な考え方がドクタースランプの担当編集だったころからジャンプ編集長等を経て今に至るまで一貫して変わっていないように見えます。少し不遜に見えてしまうのも一貫し軸がぶれてないからこそ、だから判断が的確で、失敗

    0
    2025年11月13日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

    Posted by ブクログ

    モノづくりに関わる人必読。社会の仕組みやしがらみに迎合して、頭ではわかっていても実行できないようなことを全て実行してしまうすごい人。インタビュー形式という形ではありつつも、インターネットやメディアで蔓延る伝聞情報とは異なりご本人の口からたくさん聞けてうれしい。またドクタースランプ読みたくなっちゃった。今年読んだ本の中で一番いい。自分の所属している組織(鳥嶋さんでいう週刊少年ジャンプ)を好きじゃなくても良い仕事はできるものなのだというある種の安心が目から鱗だった。

    0
    2025年09月20日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

    Posted by ブクログ

    『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』から『ONE PIECE』『ドラゴンクエスト』ほか凄まじい数のヒット作を生み出した、Dr.マシリトさんこと鳥嶋和彦さんの仕事術を明かす一冊。鳥山先生に500枚のボツを出した逸話や、メディアミックスが当たり前の時代ではなかった頃から舞台裏などまさに伝説にして劇薬なエピソードが満載!

    (詳しいわけでは全くありませんが)ジャンプ編集部の歴史って、戦国史や幕末史並に面白いです。どの作品の誕生にもドラマがあり、どのメディアミックスにもハラハラがあり…。私たちが楽しんで作品に触れている裏には、こんなにも厳しくも熱い情熱や信念や愛情が渦巻いているのだなあと感動するし、学

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    2025年09月05日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み終わって思ったのは、「すごく目的意識が強くて、ロジカルな思考をする人だ」なと。

    なあなあの関係や前例踏襲を認めず、「作者が作品をヒットさせるにはどうしたらいいのか」という事を第一に考えている。


    主なポイントまとめ
    ◯“企画や作品を徹底的にボツにする”編集スタイル
    鳥山明氏のデビュー前に500枚もの原稿をボツにした経験など、容赦ないダメ出しの数々が語られている 。

    ◯“嫌われても良い”覚悟で貫く編集哲学
    編集者として、良い作品を生み出すためには人に嫌われることも厭わない姿勢が述べられている(本のタイトルにもその覚悟が込められている)。

    ◯“メガヒット連発”を生み出すフォローと戦略

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    2025年08月20日

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