鳥嶋和彦のレビュー一覧

  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    40〜50代にはたまらなく興味深い本が登場。
    前半は鳥山先生と鳥嶋編集長のやり取り、後半はジャンプ立て直しの組織論や人との関わり方へと展開していく。

    タイトルが「ボツ」だったと知ったときは、正直「違う題名ならもっと売れたのに…」と思っていた。
    でも最後まで読むと、その考えは覆された。「ボツ」という言葉こそが鳥嶋さんを象徴するキーワードだったのだ。
    それでも、商業的には変えた方が売れる気はするけれど…。

    印象的だったのは、相手にとって耳の痛いことを伝えるときの姿勢。
    愛情と敬意を持ち、徹底的に論理的に説明する。
    鳥嶋さんはお金のためではなく、相手のため、そして読者

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    2025年11月20日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    読み終わった結果、感想として書きたいのは二つあります。一つは鳥嶋さんの人柄や仕事に対する姿勢、二つ目は書き手のインタビュアーとして姿勢についてです。

    まず、本書での対談の中で感じられる鳥嶋さん本人の人柄や仕事への姿勢についてですが、読み終えた後真っ先に出た印象は「この人全くブレないな」ということです。

    エンドユーザーである読者と生産者である漫画家、この二つを優先するという編集者の姿勢、根本的な考え方がドクタースランプの担当編集だったころからジャンプ編集長等を経て今に至るまで一貫して変わっていないように見えます。少し不遜に見えてしまうのも一貫し軸がぶれてないからこそ、だから判断が的確で、失敗

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    2025年11月13日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    モノづくりに関わる人必読。社会の仕組みやしがらみに迎合して、頭ではわかっていても実行できないようなことを全て実行してしまうすごい人。インタビュー形式という形ではありつつも、インターネットやメディアで蔓延る伝聞情報とは異なりご本人の口からたくさん聞けてうれしい。またドクタースランプ読みたくなっちゃった。今年読んだ本の中で一番いい。自分の所属している組織(鳥嶋さんでいう週刊少年ジャンプ)を好きじゃなくても良い仕事はできるものなのだというある種の安心が目から鱗だった。

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    2025年09月20日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』から『ONE PIECE』『ドラゴンクエスト』ほか凄まじい数のヒット作を生み出した、Dr.マシリトさんこと鳥嶋和彦さんの仕事術を明かす一冊。鳥山先生に500枚のボツを出した逸話や、メディアミックスが当たり前の時代ではなかった頃から舞台裏などまさに伝説にして劇薬なエピソードが満載!

    (詳しいわけでは全くありませんが)ジャンプ編集部の歴史って、戦国史や幕末史並に面白いです。どの作品の誕生にもドラマがあり、どのメディアミックスにもハラハラがあり…。私たちが楽しんで作品に触れている裏には、こんなにも厳しくも熱い情熱や信念や愛情が渦巻いているのだなあと感動するし、学

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    2025年09月05日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    ネタバレ

    読み終わって思ったのは、「すごく目的意識が強くて、ロジカルな思考をする人だ」なと。

    なあなあの関係や前例踏襲を認めず、「作者が作品をヒットさせるにはどうしたらいいのか」という事を第一に考えている。


    主なポイントまとめ
    ◯“企画や作品を徹底的にボツにする”編集スタイル
    鳥山明氏のデビュー前に500枚もの原稿をボツにした経験など、容赦ないダメ出しの数々が語られている 。

    ◯“嫌われても良い”覚悟で貫く編集哲学
    編集者として、良い作品を生み出すためには人に嫌われることも厭わない姿勢が述べられている(本のタイトルにもその覚悟が込められている)。

    ◯“メガヒット連発”を生み出すフォローと戦略

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    2025年08月20日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    最後に袋とじがあってワクワクした。袋とじの内容は上から覗いて見てしまったけど、落ち込んだ時に改めてハサミで切って開けようと思う。マシリト、かっこよかったです。

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    2025年07月21日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    ネタバレ

    「(鳥山明先生の)没にした原稿500枚ものボツ原稿の中に、『ドラゴンボール』級の傑作があったということはないのですか?」
    というインタビュアーからの問いに対する回答が、心に響いた。

    時代を先取りする嗅覚
    まず動く。
    自分が信じるものは、頑なに信じる。
    (ONE PIECEに対する氏の言は、「なるほど」と思った次第。)

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    2025年07月01日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    あのマシリトさんの本が出た!ということで即購入。とにかく仕事への哲学が高次、視座が高い。それでいて「議論は尽くしたなと思ったんだ。(中略)編集長として、僕が「やろう」と判断しました」というアツい想いも併せ持つ。表面的にはドライだが中身は愛・好奇心・関心でアッチアチ。こういう伝説的な人が居たからこそ、ドラゴンボールをはじめ数々の作品が生まれたのだなと納得。漫画で描かれているほど悪い人ではない笑 とても刺激になりました。

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    2025年05月31日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    これ、仕事のマネージメント能力のために読んでおくといいかも。原作者に著作権があること、時代ごとのジャンプ漫画作品を通じて理解できる痛快。

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    2025年05月30日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    ネタバレ

    伝説の編集マン 鳥島和彦の回顧録。インタビュー形式。約7年の歳月をかけて作られた本。
    元々漫画好きではなかったことが驚き。
    「読者」と「作家」のことを考えて行動。この2つの軸をブレさないことがヒット作を生み出す上で重要。
    読者からの人気を得るためには読者のニーズをしっかりととらえることが重要。
    確かにと思った。ジャンプの発行部数を増やすことばかり考えて、読者が置き去りになってしまうと、読者が付いてこなくなってしまうのは至極当然のこと。
    ただ、目先の発行部数を増やそうと考えると、そういった読者目線が失われていくのは分からないことはない。
    本当の成果とは、時間をかけるもの。
    すぐに成果を求めると、

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    2025年05月25日
  • Dr.マシリト 最強漫画術

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    マンガというものが
    どうあるべきか
    突き詰め続けた生き様が
    うかがわれた。

    鳥山明さんにとっても
    強烈なインパクトが
    あるから
    Dr.マシリトとして
    登場させたんだろうなと。

    マンガ原作をアニメ化するときの
    編集の仕事のあり方など
    マンガ→ドラマでトラブルが
    起きている今、参考になる

    マンガ家が描きたいものから
    読者の読みたいものに
    どう誘っていくのか
    マーケティング、育成、ビジネス
    いろいろな点で勉強になった。

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    2024年04月28日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    ジャンプの話は純粋に面白いです。
    自己啓発の仕事本としても、いい内容だと思います。
    能力があるから、信念を持って仕事ができるのか?
    信念があるから、能力があるのか?

    こんな仕事をしたら、やりがいあるだろうなと純粋に思う。

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    2025年11月30日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    インタビュー形式、面白かった。俺スゲー話感もあるけど、実際そうだなと思うことも多々。ジャンプ編集部内を馴れ合い無い環境にしたとか合理的で厳しいけどごますり上手い人が出世しても、漫画編集部に置いては良くならないよね…と思う。ので正しいよな。
    ナルトはサスケ殺した方が良かったはどうだろうか、結果的にはサスケを殺せなかったという所が最終的にナルトの特異点になった気がする。サスケ殺したら一位になったかもだけど、ドラゴボの後追いになっても仕方ないんじゃ?と思うが、これはファン視点と編集視点の違いかも。編集は売るのが仕事だから。
    個人的には遊戯王のアニメのゴタゴタを知らなかったので面白かった。
    袋とじは上

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    2025年11月23日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    ドラゴンボールやワンピース制作の裏話など、ジャンプファンとして純粋に楽しめた。所々書かれている最近の漫画への指摘は納得感があるものが多く、改めて凄い編集。昔のワンピースが今と比べて読みやすかったのは編集がしっかりコントロールしてたんだなと。
    本の中では強調して描かれていないが、嫌われる仕事術の裏には絶え間ない努力があることも知ることができた。下手したら相手の人生にも影響を与えるほどの指摘ができるのは、自信に裏打ちされたものなんだろうな。

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    2025年09月10日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    大事なのはストーリーじゃなくてキャラクター
    そのキャラを愛してもらえるか
    そのキャラが何かしてることが気になるか

    一番良い漫画はトムとジェリー

    鳥山明のすごいところはこだわりがないところ
    読者のフィードバックを受けて変えられる力

    そもそも才能は育成できない
    最初の目利きが一番大事

    トラブルがおきたら、なぜ起こったかを失敗した段階で分析して、再発防止策を取るのが仕事

    良い漫画は3話目までのラフてわかる
    意見が真っ二つに割れるのは可能性

    漫画はわかりやすさ

    自分のためじゃなく、誰かのために戦う

    ワンピースやドラゴンボール誕生の裏側を知れるのは純粋に面白かった

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    2025年08月29日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    会社という組織で生きる人へのメッセージ 
    ジャンプ読んだことないし、この方も存じ上げないけど、唯一 ONE PIECE コミックが好きなので読んでみた。アニメ化商品化の話など興味深く、一消費者としてふむふむ確かにそういう心理あるわーと納得。
    そして、この方の一貫した考え方には共感するものがある。
    『新しいことに挑戦しない者にはチャンスは訪れない。それでいいの?もったいない』

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    2025年12月05日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    この人は、仕事ができる! 人に厳しく当たれることはそれだけで才能というのは私の持論だが、それがより強固なものに・・

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    2025年06月02日
  • ボツ 『少年ジャンプ』伝説の編集長の“嫌われる”仕事術

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    ドラゴンボール世代としては懐かしい漫画が沢山出てきて、あのときの方針転換にはそんな裏側があったのか〜と懐かしい気持ちになった。言うほど激しいことは書かれておらず、少し肩透かし感があったが、鳥嶋さんの仕事のスタンスに学ぶところは多い。

    本質的ではないが、インタビュー形式なので若干読みづらい。

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    2025年05月31日
  • Dr.マシリト 最強漫画術

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    ネタバレ

    この本のここがオススメ

    「読者はドラマそのものを面白がるのではない。だから物語にいくら凝っても、それは無意味ということだったのだ。では何に面白がるのかと言えば、そう、魅力的なキャラクターであり、その行動と、さらには運命にである」

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    2024年06月08日
  • Dr.マシリト 最強漫画術

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    ドラゴンボールやダイの大冒険をヒットさせた伝説の編集者が売れる漫画の秘策を公開。今では当たり前に思える内容ばかりですが図解で分かりやすく示されておりとても面白いです。ジャンプの漫画が好きな人やバトル漫画が好きな方におすすめ。

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    2023年11月10日